罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

玉川上水

TBS系の新ドラマ「着飾る恋には理由があって」の第一話を視聴しました。

冒頭、いきなりわが家の近所と言うほどでもないですが、クルマを使えばそれなりに程近い玉川上水駅が登場していました。玉川上水駅西武線多摩モノレールの乗換駅で、もうずいぶん前になりますが、駅の近所にある国立音大へ営業へ行ったときに利用した記憶があります。

小さな駅だったという記憶しかありませんが、ドラマの中ではちょっとはオシャレに映っていて驚きました。あんなところでロケをやっていたなんて! 見た瞬間は、山下美月横浜流星がこんな片田舎の駅でロケをやっているとは、とちょっと興奮してしまいましたし、今後も玉川上水駅がドラマの中で登場するのかしらと期待もしたのですが……

玉川上水駅、結局はこのシーンだけの登場でした。

それにしても駅前からバスに乗っての移動中、窓からは比較的大きな川と広々とした河川敷が映っていましたが、玉川上水駅のそばにあんな川は流れていません。バスはいったいどこまで走っていったのでしょう?

またドラマの中で川口春奈玉川上水と間違えていた桜上水は世田谷区にある京王線の駅名でして、玉川上水駅からだと相当な距離があります。とても間違えたで済むような距離ではないのですが、ドラマの中ではそれほど離れていないような設定でしたね。そもそも大きな川からして現実の地理とは合っていないわけですから、そんなことに目くじらを立てても致し方ないでしょう。

それにしてもドラマの舞台となるシェアハウスは、表参道あたりにあるような設定ですね。やはり都下の片田舎ではおしゃれなドラマの舞台にはならないのでしょう(涙)。ところで、向井理が社長を解任された会議室ですが、あそこって同じTBS系ドラマ「この恋あたためますか」で中村倫也がやはり社長を解任された会議室でしたよね?

2021年5月の広告予定

1日 ボリショイ秘史/日本語とにらめっこ/わが家をめざして/権威主義の誘惑(北海道、中日、西日本、信濃毎日、神戸)

1日 ボリショイ秘史/日本語とにらめっこ/わが家をめざして/権威主義の誘惑(毎日)

16日 ボリショイ秘史/日本語とにらめっこ/わが家をめざして/権威主義の誘惑/異文化間教育/近代日本の美術思想/もう死んでいる十二人の女たちと(河北)

17日 日本語とにらめっこ/わが家をめざして/権威主義の誘惑/異文化間教育/近代日本の美術思想/もう死んでいる十二人の女たちと(京都)

※都合により掲載日、掲載書目が変更になる場合がございますので、ご了承ください。

宗教史

昨日の朝日新聞の夕刊です。ここへ来て「宗教史」のシリーズが春秋社と吉川弘文館の二社から刊行されていることが報じられています。

両社のシリーズ企画はそれぞれで企画されたもので、意図的に時期を揃えたなんてことはないはずです。しかし、時代が何やら宗教について求めているのかも知れません。

ところで、この両社の宗教史のシリーズに気づいたのは朝日新聞だけではありません。実は『人文会ニュース』が早くも数ヶ月前に気づいていまして、両シリーズの編集担当の方にそれぞれのシリーズについて文章を書いていただきました。それが、まもなく発行の『人文会ニュース』137号に掲載されています。

『人文会ニュース』は全国の主要図書館にも送っていますので、ご興味を持たれた方は是非手に取ってご覧ください。また今月中にはPDF版を人文会のウェブサイトで公開しますので、お楽しみに。

アンダーと四期生

昨日のダイアリーの続きです。

昨日は、主に選抜メンバーについて、ああだこうだと書きましたが、本日はアンダーメンバーについてです。

乃木坂46の、シングル表題曲の歌唱メンバー(つまり選抜メンバー)に選ばれなかったメンバーは「アンダー」と呼ばれます。この呼び方がよいのか悪いのか、何とも言えませんが、この選抜とアンダーという制度に、過去、多くのメンバーが悩み苦しみ、葛藤してきたものです。

ただし、途中から「アンダーライブ」というものが出来、テレビに出ない(出られない)代わりに、ファンの前でライブを行ない、実力を付けてきたのがアンダーメンバーでもあり、その存在価値はファンの間でもしっかり評価されています。

四期生も、新四期生が加わって大所帯になり、選抜に選ばれたメンバー以外は本来ならアンダーメンバーとして先輩たちに合流し、アンダーライブでパフォーマンスの実力を養わなければいけないと思います。ところが、四期生は今回もアンダーには合流しないようなのです。

運営が何を考えているのかわかりませんが、一つには新四期を含めた四期生までが加わってしまうとアンダーの人数が非常に多くなってしまい、コロナ禍の昨今、この人数で動くのは非常にリスクが高いと判断したのではないかと思います。これは致し方ないことです。

しかし、選抜に入ったメンバー以外の四期生は、このままではいつまで経っても先輩との接点が作りづらく、同じ乃木坂46のメンバーという一体感にも支障が出るのではないでしょうか? あたしはこの際、四期生もアンダーに入れ、アンダーを2チームにすべきではないかと考えます。そしてAチームは東日本を、Bチームは西日本を回るライブツアーを企画してはどうかと思います。

アンダーライブですから大きな会場は必要ありませんし、コロナがあるのでもちろん入場制限は設けないとならないでしょうが、パフォーマンス中心のアンダーライブであれば、それほどの赤字になるとは思えません。なにより、ライブというかけがえのない経験は四期生にとって大きな財産になると思うのですが……

世代交代

なんとなく、乃木坂46の27thシングルの選抜メンバーについて考えてみました。

センターの遠藤さくら、特に違和感はありません。予想していたかと問われれば、予想外と答えますが、今のところ、冠番組などを見ていてもセンターに置かないと輝かないタイプではないかという気もします。

それよりも、個人的には、新内・高山・松村・真夏の長老枠を若手に譲ってやるべきだと思っていました。別にこの四名をアンダーに落とせというのではありません。名誉会員的に扱ってもよいのかな、という気がしています。ただ、松村がこの曲で卒業なので、松村だけは仕方ないか、とも思いますが、そこから派生すると、高山・新内も近いうちに今回で卒業を発表するのではないかという気もします。

空いた四名分を、このコロナの渦中で埋めるべきか、選抜も少人数にすべきかは悩ましいところですが、あえて入れ替えるとすれば、二期生の絢音、蘭世は選抜に入れてあげたいところです。年齢的にも、緩やかな世代交代を考えるのであれば、新内や高山に人数を割くよりも、このあたりのメンバーを入れるべきだと思います。

ひなちまが選ばれたのは、たぶん彼女もこの曲で卒業を考えているのではないかと推察。思い出選抜ですかね。桃子が三列目に下がってしまいましたが、二列目に一期生を置きすぎた結果、桃子が割りを食ったかたちだと思います。

個人的には、現在のメンバーの中で一番センターに置いた時に華を感じられるのは桃子だと思うので、近いうちにセンターをやって欲しいなあと思っているというか、願っています。

今日の配本(21/04/20)

わが家をめざして 文学者、伝書鳩と暮らす

ジョン・デイ 著/宇丹貴代実 訳

本書は、ときに子育てに似たレース鳩の訓練という側面と、著者の家庭作りという側面を絡めつつ、ホメロスゼーバルトをはじめとする文学作品や、ハイデッガーロラン・バルトシモーヌ・ヴェイユといった哲学者の著作、フロイトダーウィンを読む。ブッカー賞元選考委員が、ブレグジットに揺れるロンドンで家、家庭、故郷、祖国に関して考察した記録である。

日本語とにらめっこ 見えないぼくの学習奮闘記

ハメド・オマル・アブディン、河路由佳 著

本書では、文字を失った彼が点字と出合い、日本語を習得していく過程と、のちにパソコンを通して自由に読み書きができるまでの苦闘の日々を振り返る。聞き手となるのは日本語教育を専門とする河路由佳氏。関係者のインタビューも併せ、全盲のエッセイスト誕生の背景に迫る。