罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

アヘンと乃木坂46

落手した書籍二点。

セブンネットでのみ(?)売っていた『乃木恋オフィシャルブック』と『満州アヘンスクワッド』の第三巻です。上で「書籍二点」と書きましたが、個人的にコミックは書籍と見なさないので正確には「本とマンガ一冊ずつ」です。

それにしても、こんな組み合わせで本を買う人ってどれくらいいるのでしょうね? アマゾンを始めとしたネットショップでは、本に限らず「この商品を買った人はこんな商品も一緒に買っています」とオススメされることがよくありますが、この両者のどちらかを買った人にもう一方をオススメして購入してくれる可能性はどのくらいあるでしょう?

そう言えば、もう十年以上前のことです、アマゾンで中国史の完全な学術書を購入しました。アマゾンの倉庫に在庫なんてしているわけがないような本なので到着まで二週間以上はかかったと記憶しています。これでは街の書店で買って手にも届く速さは同じですね。否、紀伊國屋書店ジュンク堂書店なら店頭に在庫していたかも知れません。「アマゾンは速い」という宣伝文句の化けの皮が剥がれた瞬間でもあります。

いや、そんなことはどうでもよいのです。アマゾンだってあらゆる書籍を倉庫に置いておくことはできませんから、常識的な期間内にちゃんと届けば文句はありません。そうではなくて、その時にあたしは、その学術書と一緒に、当時の大人気お天気お姉さん、皆藤愛子のファースト写真集『あいこ日和』を買ったのです。たぶんそのせいでしょう、それから長いこと、アマゾンでその学術書のページを見ると「この本を買った人は一緒にこちらを買っています」のスペースに『皆藤愛子写真集』が表示されていたのです。

たぶん、アマゾンであの学術書を注文したのはあたしくらいでしょうから、かなり長い期間にわたってそんな表示になっていました。AIにやらせると、こんな風にまるで関係のないものが「オススメ」として表示される例となりました。