罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

自衛手段?

東京など四都府県に緊急事態宣言が発令され、昨日が最初の平日だったわけですが、いつもどおり早朝に出勤し、先週の注文書と朝のファクスを処理すると、勤務先滞在一時間ほどであたしは帰宅しました。

あたしの勤務先、役員も含め社員は三十数名いますが、同じフロアで働く営業・宣伝部は十二名です。時差出勤も認められていますが、お昼前後はほぼ全員に近い人数が出勤しています。このところは平均すると毎日一名あるいは二名が在宅勤務しているような状態で、逆に言えば毎日十名ほどが出勤していることになり、「出勤を三割に」というお上の要請には全く沿っていない状況です。

さすがに緊急事態宣言ともなると少しは変わるかと思いきや、朝の電車、昨日はいつもより混んでいる気がしました。いつもの時間を避けて、早い時間にシフトした人がそれなりにいたのではないでしょうか。そんな気がします。

こうなると、八十手前の高齢の母を抱えるあたしとしては自衛手段として、在宅勤務を増やすしかありません。昨日、そして本日は在宅勤務をすることにしました。都内も多くの書店が休業になり、やっていたとしても非常事態宣言下では訪問営業も憚られます。だったら自宅でできることをしようと思うわけです。

それにしても、なんでサラリーマンはあんなに会社へ向かおうとするのでしょう? ネットの意見にありましたが、政府や都知事がどんなに個人に呼びかけても、会社として指示を出してくれないと多くのサラリーマンは判断できないのですよね。政府や知事は個人にではなく、会社・事業主に圧力をかけないとテレワークは進まないと思います。

もちろん数名でやっている零細なところはテレワークは出勤三割は厳しいかも知れませんし、業種によっては出勤しないと仕事にならないものもあるでしょうけれど。