罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

4月後半のご案内まとめ

4月の後半に書店に送付した注文書を、ここでまとめてご案内します。

  

まずは相変わらず売り上げ好調な『中国・アメリカ 謎SF』です。『週刊文春』で朝井リョウさんが紹介してくださいました。売り上げが再び加速しそうです。

続いては、この時期恒例でもあります、検定対策本の紹介です。昨年はコロナのために中止となった語学検定試験が多かったようですが、今年の春季試験は今のところ予定どおり実施されるみたいです。まあ、政府がオリンピックをやろうとしているわけですから、語学試験くらい実施するのは何の問題もありませんよね。

そして春はやはり語学書ですので、語学書の売れ行き良好書と重版のご案内です。これらの書目が棚から無くなっているようであれば、この機会にぜひ補充をお願いします。ベストテンの銘柄は棚に一冊とは言わず、面陳や平積みをお願いします。

  

続きましては、時事に絡めてのご案内。アメリカがアフガニスタンからの撤退を発表したのを受け、『シークレット・ウォーズ(上)』『シークレット・ウォーズ(下)』を案内してみました。アメリカにとってアフガン戦争とは何であったのか、改めて考えみるための必読書です。

そして、なんと四刷になった『脱成長』です。このタイミングでNHK出版から『なぜ、脱成長なのか』が刊行になり、SDGsとは異なるもう一つの流れ、脱成長が注文を浴びています。今一度、棚の在庫をご確認ください。

最後は、新刊『踊る熊たち』です。書評が続きましたので、改めてご案内しました。突然拘束を解かれて自由になった熊たちと共産主義の桎梏を脱して自由を手に入れた人々、そんなまるで異なる両者がパラレルに語られるノンフィクションです。自由とは何なのか、改めて考えさせる一冊です。