罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

背景は大事?

Zoomを使ったオンライン書店商談会に初めて参加いたしました。ただし、本日は在宅ワークの日。というわけで、自宅からの参加となったわけです。

自宅から参加しますと、あたしの部屋からの中継(参加?)となるわけで、あたしのバックは写真のような感じです。ずらりと本が並んでいる書架があたしの背後にある部屋なのです。商談会が始まって、ひとしきりこのバックの本について雑談。話のきっかけとしては申し分ないのでしょうか?

写っている本は、ほぼすべて中国の書籍です。学生時代に東方書店や内山書店などで買ったり、中国へ行ったときに買ったものです。とはいえ写っているのは、その本の一部です。この書架の向こう側に背中合わせで別の書架があって、そこにも本がぎっしり詰まっています。

あたしの部屋にある本は、8割方が中国の本(台湾、香港も含めた中国で刊行された本)です。こういう本をこの業界の人間は「中文書(ちゅうぶんしょ)」と呼びます。洋書の中国版と考えていただければわかりやすいと思います。そして、最近よく読んでいる海外小説など日本の本(つまり和書)は、この部屋にもそれなりに置いていますが、廊下に置いた薄型書架に並べてあります。

さて写真の本ですが、一番左に写っているやや薄汚れたような黄緑色(?)の背は中華書局の点校本二十四史です。『史記』から『清史稿』まで揃っています。その右側は主に歴史系の中文書になります。

わかりにくいですが、一番右、鉛筆立てが見える、その上の方に写っているのは大修館書店の『大漢和辞典』です。鉛筆立ての載ったラックで隠れてしまっていますが、ほんのチラッと見えているのは『皇清経解』『皇清経解続編』です。

これらの本、あたしが事故か何かで急死したら、どうなってしまうのでしょう?