罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

鉄道の旅は楽しい

研修旅行の二日目は、朝に高知を発ち、岡山と倉敷の書店を回って、夜には広島に入るという、移動距離の長い、つまり移動時間が長い一日となりました。

そんな移動の最初、高知から岡山へは特急南風を使いました。今回の研修の行程を考えるために調べるまで、あたしは高知・岡山間に特急が走っているなんて知りませんでした。瀬戸大橋ができたので走り始めた特急なのでしょうね。

車体は、ご覧のように外も中もアンパンマンです。子供が見たら喜びそうなデザインですが、あいにく子供はほとんど見かけません。やはり平日だからでしょう、年配の夫婦やグループの姿が目立ちました。

この特急南風、途中は大歩危小歩危の峡谷を眺めながら走る区間もあり、もう少し紅葉が進んでいれば非常に快適な列車の旅になったことでしょう。ちなみに大歩危は「おおぼけ」、小歩危は「こぼけ」と読むそうです。知らないととても読めない地名ですね。

この四国山地を抜けると、丸亀城を遠望しつつ、瀬戸大橋を渡ることになります。二時間ちょっとの旅ですが、行楽電車としてはとても素敵な車窓からの風景を堪能できますね。