罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

今日の配本(22/12/26)

話の終わり

リディア・デイヴィス 著/岸本佐知子

アメリカ文学の静かな巨人」デイヴィスの、代表作との呼び声高い長篇。かつての恋愛の記憶を綴る〈私〉の思考を硬質な筆致で描き出す。

グリーン・ロード

アン・エンライト 著/伊達淳 訳

自分の居場所はどこなのか。想いはすれ違っても、心の底でいつも気にかけてくれる家族の愛情は、まるで潮の満ち引きのよう。アイルランドの厳しくも美しい緑豊かな風景は読んでいるだけで懐かしくなる。現代アイルランド文学の第一人者が精巧な筆致でリアルに描き出す、ちょっとひりひりする、ある家族の物語。アイルランド文学賞受賞作。

テント日記/「縫うこと、着ること、語ること。」日記

長島有里枝

二人の母と共働した二つの作品――実母とともにテントを制作した日記と、パートナーの母とともにタープを制作した日記。写真22点収録。