罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

ロングセラーもお忘れなく

こんな本が出ました。『ビジネスパーソンのための「言語技術」超入門 プレゼン・レポート・交渉の必勝法』、中公新書ラクレです。著者は、三森ゆりかさん。

となると思い出されるのは、あたしの勤務先のロングセラー『外国語を身につけるための日本語レッスン』です。ずーっと売れ続けている定番商品の一つです。ラクレの方の内容紹介には

社会で真に求められるのは、論理的思考力を活用して考察し、口頭や記述で表現できる人材である。しかし「国語」の教育は受けたはずなのに、報告書が書けない、交渉も分析もできないという社会人は多い。これまで有名企業や日本サッカー協会などで「言語技術」を指導してきた著者が、社会に出てから使える本当の言語力=世界基準のコミュニケーション能力を身につけるためのメソッドを具体的に提示。学生・ビジネスパーソン必読の一冊!

とあります。タイトルどおり、いかにもビジネスマンを取り込もうという内容のようです。それに対して、あたしの勤務先の書籍は、もともとが語学出版社という立ち位置からのもので、言葉を扱うノウハウ的なことが中心になっています。

内容紹介には

言葉を使いこなすには技術が必要です。論理的な文章の書き方や説明の方法、有効な質問のしかたなど、欧米では当たり前のこの言語技術を、本書ではまず日本語から鍛えていきます。

とありますが、本書もこれだけ長く売れ続けるのは、やはりビジネスマンを始めとして言葉を使ってものごとを伝えようとしている人にとって非常に役に立つ内容のものだからです。多くのビジネスマンが本書を手に取ってくれているようです。

ラクレを手に取った方、是非とも『日本語レッスン』もチェックしてみてください。