罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

こんどの週末は散り際かしら?

午後になり晴れてきたので、近所の桜を愛でに行ってきました。 去年も、この場所の桜の写真をアップしたかもしれませんが、ちょうど桜のトンネルになっている通りが近所にありまして、大した雨にならなかったので、たぶん昨日、この通りで桜祭りが行なわれて…

いい夢、見ろよ?

岩波書店の『夢見る人』を購入しました。どこかで見覚え、聞き覚えのあるタイトルだなあと思っていたのですが、灯台下暗し、あたしの勤務先の『夢みる人びと 七つのゴシック物語2』でした。 しかし、前者の作者、パム・ムニョス・ライアンはメキシコ系アメ…

結局は助からない?

乃木坂46のドラマ「ザンビ」が終わりました。 タイトルからもわかるとおり、アイドルホラーです。そして、アイドルホラーということからもわかるとおり、ホラー好きからしたら全く怖いところないホラーでした。 乃木坂46のメンバーの演技がどうのと言う前に…

時代はインド?

朝日新聞の国際面です。インドについての大きな記事が載っています。 「中国の次はインドの時代」「世界最大の民主主義国家」などと言われ、このように時々記事でも取り上げられ、テレビなどの特集もあったりするのですが、まだまだ日本人には馴染みの薄い国…

今日の配本(19/03/27)

貿易戦争の政治経済学 資本主義を再構築する ダニ・ロドリック 著/岩本正明 訳 ポピュリズム的ナショナリズムと高度産業社会に充満する不安を理解するための必読書。フランシス・フクヤマ、ラグラム・ラジャン推薦。

読み比べ?

岩波新書の『伊勢神宮と斎宮』を買ってみました。 少し前に中公新書の『斎宮 伊勢斎王たちの生きた古代史』を読んだので、ちょっとした読み比べです。 伊勢神宮にはまだ行ったことがありませんが、古典を読んでいるとしばしば登場する斎宮には以前から関心が…

坂道好き?

明日が発売日ではありますが、事前に予約しておくと前日に届くものですね。 何がって? 日向坂46のデビューシングルです。いや、日向坂に限らず、他のアーチストのCDも基本的には前日に届くことが多いです。 今回は、写真のように特典Blu-rayが付属するType-…

今日の配本(19/03/26)

カモメに飛ぶことを教えた猫[改版] ルイス・セプルベダ 著/河野万里子 訳 黒猫のゾルバが、ひん死のカモメに誓った三つの約束。その約束をまもるには、大いなる知恵と、なかまたちの協力が必要だった……。 東欧からのドイツ人の「追放」 二〇世紀の住民移…

10✕4=40講

岩波新書の新刊『イタリア史10講』を買ってみました。 既刊の英独仏は読了しているので、この10講シリーズ4冊目になります。まだまだ続くのでしょうか? さて、なんでこれらを読んでいるのかといいますと…… あたしの場合、辛うじて高校の授業と受験勉強で身…

「我的」が流行り?

店頭で『中国語で読む 我的ニッポン再発見!』という本を見かけました。どこかで見たことのあるタイトルですね。 そうです。『我的日本 台湾作家が旅した日本』です。 どちらも「我的」が共通していますが、前者は「わたしの」と読ませるようですが、後者は…

気の早い人たちで大賑わい?

午前中、姪っ子たちを連れて、小金井公園へ出かけました。 風が少し冷たいものの、歩いているぶんには天気もよく、上着は要らない程度の陽気でした。絶好の行楽日和とはこういう天気を言うのかも知れません。 ただし、桜はまだですね。やはり武蔵のは都心よ…

欲しい本は踵を接してやってくる

本日の朝日新聞に載っていた岩波書店の広告です。主に文庫と新書ですね。 今回も気になる書籍がいくつかあるのですが、まずは文庫から『20世紀ラテンアメリカ短篇選』です。編者は、あたしの勤務先でもたいへんお世話になっている野谷文昭さん。 ラテンアメ…

桜には少し早い?

今日は休暇を取りました。 昨日から来ている姪っ子たちが昭和記念公園で自転車に乗りたいと言うので、明日の土曜日よりは今日の方が空いているだろうと考えて休暇を取りました。それに温かいのも今日までという天気予報もありましたし…… で、訪れた昭和記念…

絵画は劣化するものです

今朝の朝日新聞に窪島誠一郎さんが載っていました。 長野にある無言館のことに触れられています。 無言館関係ですと、あたしの勤務先からは『「無言館」への旅 戦没画学生巡礼記』『無言館の坂を下って 信濃デッサン館再開日記』といった本を出しています。…

「まいせん」と言えば……

シルバニアファミリー展の続きです。 あまりの混雑に、展示を堪能しきれない憾みは残りましたが、これ以上粘っても意味がないと判断し、会場から退散です。 そして向かった先は表参道。東京メトロ銀座線で一本です。 表参道に、文房具カフェというのが出来た…

シルバニアファミリー展

妹夫婦の子供、つまりあたしにとっては姪っ子、甥っ子が春休みになったので遊びに来ました。 朝、三島駅で始発の新幹線に乗せてもらい、姪っ子たちだけ3人で東京へやって来たわけです。そこでこちらも朝から東京駅までお迎えに行って来ました。 この4月か…

同じものと思うのか、別ものと思うのか?

乃木坂46の井上小百合ファースト写真集『存在』の楽天ブックス限定カバー版が再発売されたので買ってしまいました。 右の写真の左側がそれです。ちなみに右側はセブンネット限定カバーです。つまり、あたしは通常盤カバーは持っていないのです(汗)。 全4…

重版間近?

新刊『翻訳 訳すことのストラテジー』が好調です。週末に書評が出て、勢いに加速が付いているようです。このペースですと近いうちに重版になりそうです。 書店での棚としては語学書コーナーへ行っているところが散見されます、動きがよいのは文芸コーナーの…

今日の配本(19/03/20)

郝景芳短篇集 郝景芳 著/及川茜 訳 ヒューゴー賞受賞の「北京 折りたたみの都市」ほか、社会格差や高齢化など、中国社会の様々な問題を反映した、中国SF作家の短篇集。

どの猫がお好き?

まもなく『カモメに飛ぶことを教えた猫』が刊行になります。 もともとUブックスで出ていたのですが、このたび劇団四季のミュージカルになることが決定しまして、特に小学生などがターゲットの上映になるらしいので、ルビを増やして新しく「改版」として出し…

デカルトです

ちくま学芸文庫から『デカルト入門講義』という新刊が出ました。同文庫書き下ろしのようです。デカルト哲学の全体像を俯瞰するための一冊のようです。 となると思い出されるのが、文庫クセジュの『デカルト』です。同書は 本書は、省察的熟考という隘路の向…

フェアもやっています

朝日新聞に、サントリー文化財団の記事が載っていました。今年で40周年なのだそうです。 サントリー学芸賞と言えば、人文系では押しも押されぬ賞ですし、人文科学分野における同財団の貢献は計り知れないものがあると言えるでしょう。 というわけで、神保町…

思い出していただけましたでしょうか?

本日の天声人語に大阪で起きた母子餓死事件のことが載っています。 その事件に着想を得て、舞台を台湾の台北に移して小説に仕立てたのが『ここにいる』です。貧乏な母子家庭が食べるものもなくて餓死したという単純な事件ではないようで、著者・王聡威さんな…

今日の配本(19/3/18)

地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関西2 近鉄・南海 今尾恵介 著 「鉄道王国」日本の歩みを、鉄道会社職員や沿線住民の声と当時の地図から浮かび上がらせていく。カラー地図多数掲載。関東関西全5巻。 例文で覚える フランス基本単語2600 内藤陽哉、玉田健…

もしかすると書評よりも効く?

今朝の朝日新聞の文化・文芸欄です。 先日刊行がスタートした『金子兜太戦後俳句日記』のことが取り上げられています。記事中にもありますように、全3巻、半年に一冊のペースですので、一年後の来年2月に第三巻が刊行になって完結の予定です。 書評よりも…

席を譲ってあげるべきだったのでしょうか?

営業回りの電車内でのことです。 昼下がりですし、都心部でもないので、比較的空いた車内。あたしは座席座って本を読んでいました。気づくと、赤ん坊を抱いた若い母親が立っているのに気づきました。赤ちゃんは、おんぶ紐と言うのでしょうか、最近の製品の呼…

翻訳が異なります!

海外文学のシリーズ《エクス・リブリス》の最新刊は『郝景芳短篇集』です。 郝景芳て誰? という方がほとんどかもしれませんが、早川書房のヒット商品『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』の表題作「折りたたみ北京」の著者です。 『折りたたみ北京』…

是非是非お隣に……

集英社新書から『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』が刊行になります。今日が発売日だったと思います。 で、著者の名前に注目です。 はい、中川裕さんです。『ゴールデンカムイ』の監修もされている斯界の第一人者です。 そんな中川さんの著作が、…

何が導き出されるのでしょうか?

とある書店員さんは、お客様が買った書籍のスリップをまとめておくそうです。そうすることによって、どの本とどの本が一緒に買われたかがわかり、そこから客の購買傾向などいろいろなものが見えてくるのだそうです。 これをコンピューターにやらせているのが…

この春、都会へ上京してくる女性たちへ

《エクス・リブリス》シリーズの中に『ブルックリン』という作品があります。映画にもなりました。映画の方は、アカデミー賞にノミネートもされていたはずです。 ストーリーは、アイルランドの片田舎から大都会ニューヨークのブルックリンにやって来た少女が…