罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

コオロギと革命の中国

『コオロギと革命の中国』読了。コオロギと中国文化とか、コオロギを通して見る中国人の趣味生活といった本ではありません。コオロギの相撲が中国近代史、革命の歴史に似ているという著者の感覚に基づいて書かれたエッセイです。でも、よくわかりません。い…

笑う中国人

『笑う中国人』読了。 ダイアリーに既に書いたのですが、この程度の引用の場合、著作権の問題は起きないのでしょうかね? それが心配でした。それにしても中国って、さすがに文字の国、漢字の国。不満も喜びも悲しみも、すべて文字で表現してます、そのバイ…

世紀風雪(下)

『世紀風雪(下)』読了。上巻を読んだ時点でほぼ予想はついていましたが、下巻はいよいよ著者の時代、新中国の時代です。清朝皇帝一族なわけですから、文革の頃には相当な苦労があったものと思われますが、読んでいる限り、本当に底辺の生活をしたようには…

世紀風雪 (上)

『世紀風雪 (上)』読了。 清朝の皇族の苦労が偲ばれはしますが、主として清王朝時代を扱う上巻では、義和団や八カ国の侵攻など時代に翻弄される清朝の統治階級が垣間見えます。当然筆者はその時代には生まれていないわけで、祖父や父などから聞いた話で物語…