罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の配本(19/02/28)

翻訳 訳すことのストラテジー マシュー・レイノルズ 著/秋草俊一郎 訳 最新の翻訳研究(トランスレーション・スタディーズ)ではなにが論じられているのか?これ1冊でひととおりわかる!やさしい入門書。

授賞式ではなく贈賞式と呼ぶのですね

本日の朝日新聞夕刊です。 読売文学賞の贈賞式のことが載っていました。 既に発表されているように、あたしの勤務先から出ている『評伝 鶴屋南北』が研究・翻訳賞を受賞していまして、記事中の写真は同書の著者、古井戸秀夫さんです。 「買うに高価、読むに…

ことたび千葉?

かつて、あたしの勤務先から《ことたび》という語学書のシリーズが出ていたのをご存じでしょうか? 2002年頃の刊行物です。ラインナップは右の写真のとおりです。 《ことたび》とは「ことばを持って旅に出よう」の略で、旅行会話に特化した語学書です。会話…

台湾と大陸の記事が背中合わせになっていた!

今朝の朝日新聞です。 いよいよ日本にオープンする、台湾の誠品書店に関する記事が載っていました。「いよいよ」と書きましたが、オープンは秋なのでまだずいぶんと先な気もしますが…… 記事を読む限り、誠品書店というのは日本でも最近流行りの提案型セレク…

「黒い羊」って「腹黒い未年生まれの人」ってこと、つまりあたしのことでしょうか?

帰宅したら届いておりました。 欅坂46のニューシングル、「黒い羊」です。Type-AからType-Dと通常盤の全部で5種類。 人には好みがありますから押しつけるつもりはありませんが、個人的には佳い曲だなあと思いました。平手友梨奈中心のパフォーマンスをいつ…

今朝はね~

東京にお勤めの方以外には関係ない話ですが、今朝の東京は大変でした。 夕刊や夜のローカルニュースでも伝えていますが、山手線と並ぶ塔居の大動脈、中央線が完全に止まってしまったのです。中央線の快速だけではなく各駅停車、通称総武線も止まりましたから…

いつの間にかこっそりと……

本日の朝日新聞のテレビ欄を見ていて、あたしも気づきました。ヲタの間では既に話題になっているようです、けやき坂46(ひらがなけやき)改め日向坂46の冠番組「ひらがな推し」(テレビ東京)の番組名が「日向坂46ひらがな推し」に変わっていました。 番組公…

あたしの勘違いでなければ、お茶の水駅で……

毎日のように利用しているJR中央線のお茶の水駅。中央線と総武線の駅です。 この両線は、ここ御茶の水から三鷹までの区間で並行して走っているのですが、同じホームで乗り換えができのはお茶の水駅だけなので乗り換えだけをする乗客も多い駅です。 駅は図の…

やはり時間が足りなかった?

朝日新聞の読書欄に乃木坂46の高山一実が載っていました。彼女のデビュー作『トラペジウム』が売れているからでしょう。 あたしも読みましたが、確かに読みやすいですし、さすが現役アイドルだけあって、アイドルの世界のこと、よくわかっている描写でありス…

いろいろとできそうな気がするのですが……

本日は、新刊『翻訳 訳すことのストラテジー』の見本出しでした。 いったいどんな本なのか、タイトルからご理解いただけるでしょうか? ひとまず公式サイトに掲載されている内容紹介を以下に引いておきます。 最新の翻訳研究(トランスレーション・スタディ…

今日の配本(19/02/22)

鉄のカーテン 東欧の壊滅1944-56(上) 鉄のカーテン 東欧の壊滅1944-56(下) アン・アプルボーム 著/山崎博康 訳 東独、ポーランド、ハンガリーにおいて、ソ連はいかに勢力圏を確立したのか? 『グラーグ』の歴史家による決定版! 啓蒙とはなにか 忘却さ…

とりあえず英語で何と言ったらよいのか教えて欲しい

都内を営業していると外国の方が目立ちます。訪日旅行客が増えているとニュースで報じられていますが、新宿駅や渋谷駅などでは、ものすごーく増えていること実感できます。 で、最近のことですが、続けざまに同じような状況に遭遇しました。 右の写真は、JR…

日本橋でもらった小冊子

丸善日本橋店で「BOOKCON」というイベントが開催中です。 かくいうあたしの勤務先もブースを出していて、それが今日でした。昨年も出ていましたが、今年も参加しておりまして、展示はめいっぱいサリンジャー推しになっています。 お隣が青土社ブース。そこで…

もうじき聖なる日なのだそうです

来る3月7日は聖ペルペトゥア殉教の日なのだそうです。キリスト教ではそれなりに重要な日のようです。 というわけで、『ペルペトゥアの殉教 ローマ帝国に生きた若き女性の死とその記憶』のご案内です。恐らく、ペルペトゥアについて日本で刊行されている唯一…

说曹操,曹操就到。

今朝の朝日新聞一面。 三国志の英雄、魏の曹操の墓から白磁が見つかったそうです。 白磁というと青磁とともに展覧会などで展示されているのを見たことがありますが、優れた作品は本当に美しいものです。 ただ、あたしも専門家ではないので詳しいこと、正確な…

読者が作り上げる作品?

昨晩は新宿の紀伊國屋ホールで『82年生まれ、キム・ジヨン』のチョ・ナムジュさんの来日記念トークイベントでした。対談相手は川上未映子さん、すんみさん、そして司会進行が翻訳家の齋藤真理子さん。 なんと豪華な布陣でしょう! 会場はもちろん満員、8割…

今日の配本(19/02/20)

ヒョンナムオッパへ 韓国フェミニズム小説集 チョ・ナムジュ 他著/斎藤真理子 訳 『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者による表題作ほか、多彩な形で表現された7名の若手実力派女性作家の短篇集。 金子兜太戦後俳句日記(第一巻 一九五七年~一九七六年) 金…

第4刷へ

『共通語の世界史 ヨーロッパ諸言語をめぐる地政学』がまたまた樹版となりました。 日経に続いて、先日の朝日でも紹介され、売り上げが順調に伸びています。 日経の時は、黒田龍之助さんが語学という視点から取り上げてくださり、今回の朝日では出口治明さん…

ガラシャと言えば、これです

今朝の朝日新聞に、細川ガラシャに関する記事が載っていました。 時々掲載されているこのコーナー、あたし好きなんです。歴史上の人物や事件の評価が最近の研究によって見なしを迫られていたり、新たな価値や意義が生まれていたり、そんな学説の変遷を簡単に…

フェミニズムとは何ぞや?

日曜日の朝日新聞一面に、日本における女性議員の数に関する記事が載っていました。 世界的に見ても極めて少ないようです。まだまだ政治は男の世界という意識が強いのでしょうか? それよりも女性を進出させまいとする目に見えない壁が立ちはだかっているの…

4日遅れの……

ようやく、姪っ子からチョコが届きました。 「ようやく」なんて書くと、まるであたしが首を長~くして待っていたような印象を与えてしまいますが、別にそんなことはありません。 妹曰く、先週の土日は姪っ子が体調を崩していたとこかでチョコを作れなかった…

短篇なら、ということで……

昨日の「よんとも」が、海外文学初めての人でも短篇なら取っ付きやすいからお勧め、という趣旨でした。おすすめの短篇集の中にはあたしの勤務先の『西欧の東』がありましたので、あたしも何冊かお勧めしたいと思います。 まずは『ヴァレンタインズ』です。ア…

クリント・イーストウッド?

昨日の「よんとも」はメモ帳を持参しなかったので、小橋さん、トヨザキ社長の軽妙なやりとり、ただ必死に聞くだけで何もメモを残せませんでした。返す返すもそれが残念です。 それはともかく、いくつか印象に残ったことと感想などを…… 小橋さんが大好きな作…

また一人改革派が逝く

朝、新聞を開いたら飛び込んできました。 毛沢東の元秘書・李鋭氏が亡くなったそうです。書棚を漁ってみましたら『中国民主改革派の主張 中国共産党私史』が出て来ました。岩波現代文庫からはもう一冊『無風の樹』というのも出ていますが、こちらは架蔵して…

ガイブンが苦手な人でも短篇なら!

トヨザキ社長のライフワーク「読んでいいとも!ガイブンの輪」が本日午後、下北沢の本屋B&Bで行なわれました。今回のゲストは、女優・小橋めぐみさん、本当に海外文学がお好きなんだなあというのがよくわかる、あっという間の2時間でした。 今回は短篇特…

大手出版社がもうとっくに版権を取得しているのでしょうかしら?

来週末には順次店頭に並び始めると思いますが、新刊の『ヒョンナムオッパへ』は韓国の女性作家7名の短篇集です。 そのうちの一人、『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者でもあるチョ・ナムジュさんが来日され、19日の晩には新宿の紀伊國屋ホールで、川上未映…

多様性が肝要

朝日新聞の読書欄で『共通語の世界史』が紹介されました。評者は出口治明さん。 少し前に、他紙で黒田龍之助さんも紹介してくださいましたが、出口さんの評はいろんな語学が大好きな黒田さんのそれとはガラッと趣の異なるもので、こちらも本書の特徴をうまく…

重版2点

売れ行き良好で重版が決まった書籍を2点、ご紹介します。 一点目は『蛮行のヨーロッパ 第二次世界大戦直後の暴力』です。第二次大戦が終わってようやく平和が訪れると思ったのも束の間、残虐な行為はまだまだ終わっていなかったことを暴いたノンフィクショ…

ちょこちょこと顔を出しているようで……

中公新書の『リバタリアニズム』を読み終えるところです。 ところで、この本を読んでいると、あたしの勤務先の書籍がちょこちょこと顔を覗かせているような気にさせられます。 たとえば、9頁には「海賊党」という言葉が出てくるのですが、あたしの勤務先から…

今月のおすすめ[2019年2月-2]

毎月恒例、月の後半の「今月のおすすめ」です。