罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

フェミニズムとは何ぞや?

日曜日の朝日新聞一面に、日本における女性議員の数に関する記事が載っていました。

世界的に見ても極めて少ないようです。まだまだ政治は男の世界という意識が強いのでしょうか? それよりも女性を進出させまいとする目に見えない壁が立ちはだかっているのでしょうか?

そういう女性の生きづらさ、思うに任せないところを小説に仕立てているのがフェミニズム文学だと思いますが、『ヒョンナムオッパへ 韓国フェミニズム小説集』は今週刊行になります。週末には本屋さんに並び始めるのではないでしょうか?

同書について、まだ発売前なので詳しいことは書きませんが、あたしは読み終わりました。予想していたものとちょっと違った作品集です。

本書は、韓国の女性作家たちに「フェミニズム小説集を作るのでそれぞれ作品を提供してください」といったリクエストをして編まれたもののようです。そこで集まった7つの作品、作家それぞれが「フェミニズム小説」というものをどういう風に解釈したのかが垣間見られて、そんなところが面白い作品集になっています。