罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

トンデモ国家、中国の驚くべき正体

『トンデモ国家、中国の驚くべき正体』読了。日本に帰化した中国人が書いた中国の真実ってことなんですね、本書は。ただ、改めて言われるまでもなく、すでに書かれているような事柄は、日本人が書いた著作の中にも見られますので、それほど新味があるとは思…

読み忘れ三国志

『読み忘れ三国志』読了。荒俣宏さんだからスゴイ、という部分はありません。むしろ原書をちゃんと読んでいないことや、古典中国語および中国古典に対して荒俣さんが不案内なために、基本的な認識間違いも散見されます。章によっては三国志そっちのけで、ご…

断末魔の中国

『断末魔の中国』読了。確かに著者の言うとおり、最悪のシナリオを突き進めば、本書に書いてあるようなことも起こりうるでしょうけど、一方で著者が言うような懸念、危惧を真っ向から否定する書物も多く、それもそれで説得力に富んでいます。どちらも極端だ…

中国を追われたウイグル人

『中国を追われたウイグル人』読了。日本人の多くは、中国共産党がチベットでどれだけひどいことをしたかということについては、それなりに(おぼろげではあっても)知っていると思いますが、ウイグル人に対してどんなことをしたのかについては、著者が本文…

日本は中国でどう教えられているのか

『日本は中国でどう教えられているのか』読了。日本のごく普通の高校の歴史教師が、中国北京の中学高校で歴史の授業に参加して体験したレポートです。中国の学生、それも何かと注目されるエリート大学生ではなく、一般の中学生、高校生の声が聞けるのが、こ…

中国雑話中国的思想

『中国雑話中国的思想』読了。後半の半分を占めるのは中国拳法です。ですので、この手の本にありがちな、中国史の有名人物やおもしろ人物を取り上げて、著者が料理してみせる的な新書ではありません。各章の分量や書きぶりもずいぶんと異なります。読みにく…