罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の配本(21/09/30)

あるヒトラーユーゲント団員の日記 1928-35 「総統に仕えた」青年シャルの軌跡 アンドレ・ポスタート 編著/須藤正美 訳 ドイツの小都市の知識階級の家庭に生まれ育ったシャルは、15歳から22歳まで詳細な日記をつけていた。時代はヒトラーが政権に就いた前後…

『眠りの航路』と三島由紀夫

呉明益の新刊『眠りの航路』の重版が決まりました。 オビだけを読むと戦争をテーマにした重苦しい作品なのかなという印象を受けるかも知れませんが、そんなことはありません。もちろん台湾から日本にやってきた少年工たちの戦争との関わり方が描かれています…

もしかしたらレアもの?

キティーちゃんのぬいぐるみをもらいました。 勤務先の後輩(女性)がフラッと寄ってきて、「実家で断捨離していたら出て来たので、あげます」と言ってくれたのです。 なんでも、小さいころ、妹と二人、買ってもらった品のようです。それが数十年ぶりに出て…

今日の配本(21/09/28)

ベルベル人 歴史・思想・文明 ジャン・セルヴィエ 著/私市正年、白谷望、野口舞子 訳 マグリブ(北アフリカ)の地に、太古の昔から住むベルベル人。その集団内部には、さまざまな文明圏からやって来た多様な集団が存在していた。地中海の諸帝国が崩壊した後の…

煩悩とちくま新書

またまた、わが家の書架の一部です。 ちくま新書が並んでいる棚を撮りました。 数えてみたら、ちょうど108冊ありました。108って煩悩の数と一緒ですね。 数えたときにちょうど108あるなんて、なにかの予兆か暗示なのでしょうか。 とはいえ、四つの区画に並べ…

「となりの国」って、やはり韓国ですかね?

亜紀書房の韓国文学シリーズ《となりの国のものがたり》の最新刊『かけがえのない心』をゲットしました。これで9冊目になります。 なんだかんだ言いながら、このシリーズも刊行以来買い続けていまして、ご覧のようにわが家の書架にはきれいに揃っています。…

はるかなるバルカン?

白水Uブックスの新刊『詐欺師の楽園』を読み終わりました。「一気に読了」と言っては言い過ぎですが、それでも「あっという間に読み終わった」とは言えるほどのスピード感でした。 タイトルどおり詐欺師の話です。どんな詐欺かと言えば、海外の贋作です。小…

母親にイヤな顔をされます

昨日は秋分の日でお休みでしたが、あたしは本日、在宅勤務でした。 つまり二日続けて家にいたわけです。 もちろん、今日は休みではなく仕事です。あくまで仕事場が自宅になっているというだけのことです。 そして言わずもがなですが、明日、明後日は土日でお…

気づくと増えている

先日新たに追加したわが家の書架すう。それほど大きなものではありませんし、もうわが家には大きな書架を並べるようなスペースがありません。 この書架には岩波新書を並べています。別の書架に並べていたものをこちらへ移したので、短期間で一気にこれだけの…

叱るのと怒るのは似て非なるものです

乃木坂46の新曲「君に叱られた」が発売になりました。 今回もBlu-rayが付いているType-AからType-DとCDのみの通常盤、全部で5種類です。 事前にほぼ情報漏れになってしまいましたが、二期生の寺田蘭世がこのシングルをもって卒業ですね。一期生・高山の卒業…

近刊情報(21/09/22)

本日、見本出しです。(9月30日配本予定)

8年ぶりだそうです

今晩は中秋の名月です。 なおかつ満月なのだそうですが、中秋の名月が満月にあたるのは8年ぶりなのだそうです。 月と言えば、あたしの勤務先から『月 人との豊かなかかわりの歴史』という本が刊行されています。言うなれば月の文化史です。 今日だけは、こん…

今日も命日

今日は母方の祖母の命日です。 あれ、少し前に父親の命日だと言ってなかった(?)と聞かれそうですが、はい、そうです。 実を言いますと、父が亡くなって二週間も経たないうち母方の祖母が亡くなったのです。同じ年のことでした。 母方の祖母は、それまでも…

断捨離してみました

名刺ってどんどんたまるものです。 最近は、デジタル名刺のようなものも出て来ていますが、やはりビジネスの世界はまだまだ紙の名刺がバリバリの現役です。ですから、整理しないと増えていく一方です。 あたしはA4判のファイル数冊に、営業部に遷って以来の…

結成10周年記念号

昨日発売された乃木坂46新聞です。 昼過ぎに勤務先のコンビニ二軒を回ったのですが見つけることができず、帰宅時に近所のセブンイレブンで手に入れることができました。ちなみに、その近所のコンビニではあたしが買った後もまだ2部くらいは残っていたように…

先にこっちを読むべし?

呉明益の新刊『眠りの航路』は、眠り、睡眠がキーになっている作品です。 決して『名探偵コナン』の「眠りの小五郎」をもじったわけではありません(汗)。 それはともかく、眠りがキーワードではありますが、戦時中日本軍に徴用され日本の兵器工場で働かさ…

近刊情報(21/09/17)

本日、見本出しです。(9月28日配本予定)

今日の配本(21/09/17)

詳説スペイン語文法 福嶌教隆、フアン・ロメロ・ディアス 著 発音からさまざまな文表現まで、スペイン語文法を網羅した本格派リファレンス。最新のスペイン語事情を取り入れ、スペインとラテンアメリカの違いにも詳しく言及しました。品詞のみならず構文にも…

お彼岸には彼岸花

昨年もこのダイアリーでご紹介したと思いますが、わが家の玄関先の曼珠沙華です。 世間的には彼岸花という呼び方の方が膾炙していると思いますが、あたしは文字面や発音から、曼珠沙華という呼び方の方が好きです。 そして、この曼珠沙華は赤い花が一般的だ…

夏休み

今日は夏休みを取りました。 というのも、あたしの勤務先は、8月のお盆の時に土日くっつけて二日間の社休が夏休みとしてありましたが、更にもう一日、各自自由に取りなさい、ということになっていたので、その一日を消化したわけです。 自由に取りなさいと言…

少女期

わが家の書架にこんな本があります。 ワニブックスの一冊、『少女期』です。著者は沢田聖子、中学高校時代のあたしが夢中になっていた歌手です。 この《青春ベストセラーズ》というシリーズで、ヤングアイドルの本(奥付裏広告より)がたくさん出ていました…

今日の配本(21/09/13)

絵で学ぶ韓国語文法[新版] 初級のおさらい、中級へのステップアップ 金京子、河村光雅 著 2014年に刊行して以来ロングセラーの『絵で学ぶ韓国語文法』の「新版」登場です。巻末に実践問題を追加し、練習問題には「ポイント」として解説を加えました。初級…

坂道の少女たち

昨日は9月11日で、テレビのニュースや新聞でもアメリカ同時多発テロについて報じていました。 この日が訪れるとこの曲が聴きたくなります。沢田聖子の「息子からの伝言」です。同時多発テロに遭って亡くなった人を歌った一曲で、壮大なメロディーが印象的で…

20年目だけではなく48年目も……

今日は9月11日です。 朝日新聞読書欄でも取り上げられていましたが『倒壊する巨塔(上)』『倒壊する巨塔(下)』が、まずは思い出されるわけですが、今日はそれだけではありませんね。1973年の9月11日も世界史のなかでは忘れられない一日ではないでしょうか…

毎晩寝るまえのルーティン

近刊のご案内です。 左がもうすぐ刊行になる『寝るまえ5分のパスカル「パンセ」入門』です。 パスカルの『パンセ』は文庫などで各社から出ていますので、非常に馴染みのある書物だと思いますが、読んだことある人はどれくらいいるのでしょう? 本書は、そん…

近刊情報(21/09/10)

本日、見本出しです。(9月17日配本予定)

命日だらけ?

今日は毛沢東の命日です。1976年のことです。 この年、正月早々に周恩来が亡くなり、天安門事件が起こり、恐らくそんな事件が起こったのも、その時点で毛沢東の健康もかなり悪く、明日をも知れない状態だったからではないでしょうか? そして半年以上が過ぎ…

今日の配本(21/09/08)

私はイスラム教徒でフェミニスト ナディア・エル・ブガ、ヴィクトリア・ゲラン 著/中村富美子 訳 フェミニストでありながら、イスラムのスカーフを被ること─。これは、スカーフを女性差別の象徴としてみなす西洋のフェミニストたちに理解されにくく、議論の…

ネット書店の近刊情報

とある書籍をネット書店で見つけました。 まだ刊行されていない書籍です。もう少しで刊行されるようなので、予約を募っているところです。 そこで、あたしはその出版社のウェブサイトで、その本についてもう少し詳しいことを知ろうと思いました。ところが、…

本って実はとっても安上がりな娯楽なんだと思う

朝日新聞の「声」欄にこんな投書が載っていました。 本が高価だと見出しにあるので読んでみると、新聞で紹介されていたり広告に載っていたりする書籍の価格が軒並み2000円以上であるという訴えです。 うーん、最近では文庫や新書も高くなり、単行本であれば…