罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

お彼岸には彼岸花

昨年もこのダイアリーでご紹介したと思いますが、わが家の玄関先の曼珠沙華です。

世間的には彼岸花という呼び方の方が膾炙していると思いますが、あたしは文字面や発音から、曼珠沙華という呼び方の方が好きです。

そして、この曼珠沙華は赤い花が一般的だと思いますが、わが家にはこのように白い曼珠沙華が咲いています。珍しいものなのか、それほどでもないのか、あたしはよく知りませんが、真っ白というよりもちょっと黄色がかった、クリーム色という感じでしょうか。

ちなみに、わが家の庭には赤い曼珠沙華もあると母は言いますが、どこに植わっているのか、あたしにはわかりません(汗)。

そしてこちらの写真は、ちょっとわかりにくいかも知れませんが、手前にあるのがギンモクセイ、奥に見えているのがキンモクセイです。

手前のギンモクセイは、わが家の庭に鉢植えで咲いているものですが、キンモクセイは隣の家の庭に植わっているものです。この時期に、どちらも揃って咲き始めました。

キンモクセイはトイレの匂いとしてよく知られていますが、ギンモクセイというのもあるのですね。漢字で書けば金木犀と銀木犀、なにやらスポーツ競技のメダルのようです。まさか銅木犀(ドウモクセイ)なんてないですよね?

キンモクセイも、金というよりはオレンジ色の花が咲き誇っているわけですが、ギンモクセイも決して銀色というわけではありません。

最後の写真がギンモクセイのアップですが、銀ではなく白っぽい色ですね。あえて言えば、最初に挙げた白い曼珠沙華と似たような色合いです。

まあ実際問題、鉱物の金と銀を除けば自然界に金色や銀色なんてそうそうあるものではありませんし、ましてや花の色で銀色なんて呼べるようなものは存在しないでしょう。

金閣銀閣と同じで、地味な方が金に対して銀と呼ばれがちなのでしょう。いぶし銀ってところでしょうか?