罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

大手出版社がもうとっくに版権を取得しているのでしょうかしら?

来週末には順次店頭に並び始めると思いますが、新刊の『ヒョンナムオッパへ』は韓国の女性作家7名の短篇集です。

そのうちの一人、『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者でもあるチョ・ナムジュさんが来日され、19日の晩には新宿の紀伊國屋ホールで、川上未映子さんとのトークイベントが行なわれます。チケットは、ライブビューイングも含め既に完売とのことで、著者やこういったテーマに関する関心の高さを伺わせます。

ところで、『ヒョンナムオッパへ』の「訳者あとがき」に

いま韓国では、LGBTの人々を描く小説も増えてきており、二〇一八年には、、若い作家たちによる初のクィア小説というサブタイトルのついた『愛を止めないで』も出版されました。

とありました。フェミニズムも関心あるけれど、LGBTも非常に興味深いです。こちらはどこかに本の出版社が既に翻訳刊行する予定になっているのでしょうか? 可能であれば、あたしの勤務先から出したいなあ、などと思ってしまいます。

なぜなら、『ヒョンナムオッパへ』は副題に「韓国フェミニズム小説集」とあるので、こちらも刊行できれば『愛を止めないで 韓国クィア小説集』として二冊セットで売れるからです。如何でしょうか?