『コオロギと革命の中国』読了。
コオロギと中国文化とか、コオロギを通して見る中国人の趣味生活といった本ではありません。コオロギの相撲が中国近代史、革命の歴史に似ているという著者の感覚に基づいて書かれたエッセイです。
でも、よくわかりません。いっそのこと魯迅と秋瑾、といったようなタイトルにした方がわかりやすかったのではないかと思います。
ただ、エッセイの部分と歴史書的な部分とが、かなり渾然一体となっていて、中国の近代史に詳しい人とか好きな人でないと、ちょっと読みにくい感じがします。
結局、この本って何が言いたかったのか、よくわかりませんでした。