罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

やはり中止ですね

勤務先から自宅に帰るとポストにこんなものが入っていました。

京都で行なわれる古書市の冊子です。わざわざ京都から時々送られてくるのです。どうしてなのでしょう?

しかし、この状況下で古書市ですか? 非常事態宣言で、書店は営業可でしたが、古書店は自粛要請対象だったはずです。ましてや日時は5月の1日から5日までと、まともに非常事態宣言の期間中です。

うーん、建物内ではなく屋外の会場のみで開催するのかしら? だったら三密も多少は緩和されるから大丈夫なのでしょうか? いや、そんなことはないでしょう。古書市となったら芋の子を洗うような人出になりますし、古書を並べた棚の前は押すな押すなの混雑になるはずです。

と思いながら冊子のページをめくったら、このような紙が挟まっていました。

あっ、やはり中止なんですね。そりゃそうでしょ。強行開催してクラスターが発生したら、どれだけ非難されることになるかわかりゃしません。

それでも冊子を送ってきたというのは、通信販売は行ないますので是非そちらをご利用ください、ということなのでしょう。それにもう冊子も出来上がってきているわけですから、廃棄するのももったいないですし。

それにしても古書業もネット販売がずいぶんと発達しましたね。いながらにして欲しい本、探している本がどこの古書店にあるかがわかるわけですから。