罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

明日を前に

明日は六四天安門事件です。

今年はコロナウイルスを理由に香港でも集会が禁止されるとのことですが、果たしてどうなりますことやら。中国大陸では若い人を中心にこの字件を知らない世代が増えていますし、歴史というのは変えられるのだということ中国自身が身をもって証明してくれています。

というわけで、あたしの勤務先の刊行物からこんな本をご紹介します。

『六四と一九八九 習近平帝国とどう向き合うのか』『銃弾とアヘン 「六四天安門」生と死の記憶』『新全体主義の思想史 コロンビア大学現代中国講義』の三冊です。

書店店頭でも、六四を前にコーナーを作っているところもあるでしょう。手頃なものから重厚なものまで、専門家の著作からジャーナリストのルポまで多種多様です。そんな中の一冊ならぬ三冊として加えていただけると嬉しいです。

今年に関しては、単に天安門事件を扱ったものだけではなく、現在の香港情勢やコロナウイルス対策に見られる中国政府の態度など、どうしてもそう言った要素も含まざるを得ないかも知れませんね。