罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

没後80年です

今日、8月17日はイレーヌ・ネミロフスキーの没後80年にあたります。

あたしの勤務先からは『フランス組曲』を出しているだけですが、ネミロフスキーの邦訳は未知谷から数多く刊行されています。

このネミロフスキーって、ロシア革命によってフランスへ移り住んだユダヤ人作家なのですが、ユダヤ人ということから想像がつくようにアウシュヴィッツで亡くなっています。それだけではなく、上に「ロシア」と書きましたが、彼女の出身はキエフ(現在はキーウ)、つまりウクライナ出身の作家なのです。

もしネミロフスキーが生きていて、現在のロシアとウクライナの現状を見たら、何を思い、どういう作品を書いたでしょうか?