罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

生誕390年です

来月11月24日は哲学者スピノザの生誕390年にあたります。スピノザって、現在の哲学史ではどれくらいの重要人物として扱われているのでしょうか? 高校の倫理社会では必ず取り上げられる名前でしょうか?

そのあたりのことはわかりませんが、新書の世界では写真のとおり、これだけの書籍が刊行されています。最新のは岩波新書スピノザ』です。講談社現代新書にも同じタイトルの『スピノザ』がありますね。

講談社現代新書は、同書以外にも『はじめてのスピノザ』『スピノザの世界』と三点もスピノザ本を出しています。編集部内によほどスピノザ好きの方がいらっしゃるのではないでしょうか? そして、あたしの勤務先からは文庫クセジュで『スピノザ入門』が刊行されています。

これだけ刊行されているにもかかわらず、中公新書からは出ていないのというのがちょっと不思議です。また、写真以外にも平凡社ライブラリーからも『スピノザ』という一冊が出ています。その他、著作の翻訳も加えたら、十二分にフェアの書目が揃いそうです。