罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

ター

見たわけではないのですが、「ター」という映画を知りました。アカデミーでも6部門にノミネートされた、非常に評価の高い作品のようです。

「ター」というのは主人公の名前で、「リディア・ター」という、女性では初のベルリン・フィルの指揮者となった人物で、そんな彼女の生き様を描いた作品のようです。とはいえ、あくまでフィクションで、リディア/ターという指揮者は実在しません。

そんな指揮者に関する作品を知って思い出したのが、こちらの本、『指揮者は何を考えているか』です。この本の著者も指揮者です。ですから、指揮者とは何か、どんなことを考えて指揮棒を振っているのか、縦横無尽に語っています。

映画の原作本ではありませんが、こんな一冊を読みながら「ター」を鑑賞するのもよいのではないでしょうか?