罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

あたしはパリピではないですけれど「パリピ孔明」を視ています。そしたら李軼倫さんが出演されているのを発見しました

フジテレビ系のドラマ「パリピ孔明」を楽しく視ています。このクールで視ているドラマはこれだけです。くだらないだろうと思いつつも、やはり「三国志」好きとしては以前から気になっていた作品ではあるのです。アニメ版を録画して視聴しようかと思っていたのですが、ついついタイミングを失してしまい、今回実写ドラマになったのでようやく視聴できたという次第です。

ちなみに、記録によると諸葛亮は演じる向井理くらいの身長があったらしいので、そこに関してはキャスティングはピッタリだと思いましたし、ドラマを視ていても、なかなか向井理がハマっていると感じています。そして、思った以上に「三国志」の小ネタが紛れ込んでいるドラマでもありますね。

あたしの「三国志」との出会いは、かなり小さいころに遡ります。自宅に吉川英治全集の「三国志」、函入り全三巻が置いてありまして、それは父が所持していた本ですが、どんな本なのか開くことはなく、子供のころから眺めていました。その後、父が更に横山光輝のコミック「水滸伝」「三国志」を買ってくれましたが、やはり小学生のあたしにはあの劇画タッチの絵が怖くて、部屋の書棚に並んでいるのをしばらく眺めているだけでした。

しかし小学校も高学年だったか中学生になったころ、ようやくコミックの「水滸伝」「三国志」を手に取るようになりました。そこからは一気です。水滸伝はコミックで五巻くらいだったのですぐに読みおわりました。「三国志」はまだ雑誌の連載が続いている途中で、コミックも諸葛孔明が登場していなかったくらいでした。その後は「三国志」のコミックが発売されると購入するようになったのですが、赤壁の戦いの前あたりまで購入したところで、コミックの発売を待っていられなくなり、赤壁の戦い以降は吉川英治の小説で最後まで読みました。

ところで、今週のドラマ「パリピ孔明」を視ていてエンディングで驚かされました。なんとナレーションに「李軼倫」という見覚えのある名前を発見したのです。このドラマのナレーションは、基本的には劉備役のディーン・フジオカが担当していたと思うのですが、李軼倫さんも登場していたとは驚きです。

李軼倫さんと言えば、現在大好評発売中の『まいにちふれる中国語手帳2024』の監訳者であり、NHK中国語講座の人気講師でもあり、あたしの勤務先から中国語の語学書を刊行している著者でもあります。そんな縁のある方が、人気のドラマに声だけとはいえ出演しているとは迂闊にも知りませんでした。今後、声だけでなく、チョイ役でも出演される機会はあるのでしょうか。「パリピ孔明」を視るのが俄然楽しみになってきました。