罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

多難な門出なのでしょうか?

昨日が欅坂46のラストライブ。5年間の活動に幕を下ろして、本日から櫻坂46として始動するわけですね。

昨日のライブで卒業発表をするメンバーが何人か出ると思っていたのですが、ネットにある情報を見る限り、そんなサプライズはなく、現在のメンバーでそのままスタートすることになったようです。視聴をはしませんでしたが、ラストライブで驚いたのは、卒業発表がなかったこと以上に、櫻坂46のデビュー曲を披露したことです。

今回の改名は、「けやき坂」から「日向坂」という前向きなものとはちょっと違って、いや、メンバーもスタッフもこれまでを振り返ることなく前を、未来を向いて進んでいこうとしているわけですから、前向きといえば前向きではありますが、やはり改名に至った経緯を考えますと、一定期間の休息は置いた方がよかったのではないかと思っていました。櫻坂46としてのデビューシングルの発売が決まっていたとしても、楽曲をあの場で披露するのではなく、「何月何日発売決定!」というアナウンスのみでよかったのではないかと思います。

さて、その新曲、YouTubeにも上がっていますが、どうでしょう? 櫻坂っぽいですか? どちらかというと、まだ欅坂を引きずっているような印象を受けました。楽曲時代は悪くありません。カッコイイ曲だと素直に思いました。だからこそ余計に欅っぽいなあ、と思えてしまうのです。何のための改名なのか、とも。

今回のデビュー曲、とうとう選抜制を導入しましたね。直前で辞めた二人はアンダーだったのでしょうか? そうなるとちょうど14名ずつになります。発売の12月までに卒業生が出ないことを、一ファンとしては願うばかりです。

そして、櫻坂46がどんなグループになっていくのか、とても楽しみでもあります。欅坂の二の舞だけはやめて欲しいです。一曲披露しただけで疲労困憊で踊れなくなる(失神する)なんて、演出としてはありかも知れませんが、プロ失格です。更に言えば、二年近くも楽曲のリリースができないというのもどうなのでしょう? プロのミュージシャンとして最低限のことすらできていなかったのがここ二年近い欅坂46でしたが、そのあたりの意識改革、これができないと欅坂46からの脱皮は無理でしょう。

もちろんメンバーだけの問題ではなく、サポートする運営側も試されているわけですから、しばらくはお手並み拝見ですね。