罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

生姜は苦手なのですが、風邪気味の現在のあたしの体にはとてもよさそうなので試してみました

会社の同僚が友人からもらったと言って分けてくれました。表面には「娘禮」とありますが、これはブランドの名前のようで、製品名は「黒糖四合一」です。

台湾ではポピュラーな、龍眼と棗入りの生姜茶ですね。聞いたことはありましたが、飲むのは初めてです。

パッケージによると300から500ccの熱湯を注ぎ、お好みで砂糖などを加えてもよいとありましたが、ペットボトルでも用意しない限り、そんな大きなマグカップはありません。仕方ないので、お湯はせいぜい200cc程度、あまり溶かさずに味を見ながら飲んでみることにしました。

熱湯を注いだのが左の写真です。そもそも固形の茶葉(という表現が正しいのか否か……汗)の大きさが固形の入浴剤並の大きさです。生まれたての赤ん坊の握りしめた拳くらいはありました。もう少し小さいものは作れなかったのでしょうか?

いや、中国の人って、たぶんこんな小さなマグカップではなく、大きめの魔法瓶で作るのでしょうね。ネスカフェの空き瓶のようなものでジャスミン茶を飲んでいる光景をよく目にしましたから、たぶんあんな感じで飲んでいるのだと思います。

飲んでみますと、甘さがベースにあるのですが、ピリピリと辛さも伝わってきます。いかにも漢方という香りや味ですが、顔をしかめるような不味さではありません。色味の割りには美味しいといった方がよいでしょう。

で、ピリピリするものの正体は生姜でしょうね。手作りの濃いジンジャーエールを飲んだ時の感覚です。

でもね、あたし、生姜って苦手なんですよ。生姜焼きなんて絶対食べられません。いま大人気の唐揚げもたいていは生姜が効いているので食べられないことが多々あります。

しかし今回は、喉の調子もそうですが、全体的に体調が落ち気味なので、我慢して「これは薬だ」と言い聞かせて飲みました。このいっぱいで効果が出るとは思いませんが、少なくとも体はポッポしてきたような気がしました。

ちなみに、パッケージ書いてあった「成份」は「黒糖、紅棗、桂圓、薑母、枸杞」だけと、至ってシンプルです。