罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

書店としての大学生協の可能性

先週の金曜日は大学生協事業連合のセミナーと懇親会がありましたんで、出かけてきました。

大学生協は、大学内にある店舗で、文具や書籍の販売、食堂、旅行の手配など幅広く展開していますが、ひとまず出版社勤務のあたしにとって関心があるのは書店部門です。

一般に町の書店は、規模の大小はありますが、大人から子供までいろいろなお客さんがやって来ます。立地によってサラリーマンが多いとか、中高生がよく来るとか、若い夫婦や子供が多いなど、大まかな傾向はありますが、間口はとても広いです。

それに比べると大学生協の場合、お客として想定されるのは大学生と大学教員です。否、想定どころか、原則としてその人たちしか来ないと言っても過言ではありません。大学生と大学教員に絞れるわけですから、品揃えも町の書店と比べると簡単なのではないかと思うのは素人考えなのでしょうか?

いずれにせよ、あたしの勤務先が出しているような専門書、値段の張る本はなかなか町の書店では厳しいのですが、大学生協であれば大学院生や教員、あるいは大学図書館が購入してくれる可能性が非常に高いと思うのですが……