月刊誌『文藝春秋』で梯久美子さんに『辺境中国 新疆、チベット、雲南、東北部を行く
すると、どうでしょう？
お盆休み明けから、注文の電話が怒濤のように掛かってくるようになりました。急遽、重版も決定です。
本書については、あたしも中国好きなのでもちろん読みました。副題どおり、中国の辺境を旅したルポです。そのうち、新疆とチベットに関しては、日本でも新聞やテレビで取り上げられることがしばしばあり、この地域を扱った書籍も少なからず出ているので知っている方も多いと思います。
ですので、本書で読んでいただきたい部分を個人的に挙げろと言われると、雲南と東北を旅した部分です。雲南では東南アジア黄金の三角地帯に分け入り、東北では朝鮮族・朝鮮人の複雑な立場が描かれます。このあたりを扱った書籍は少ないので、非常に面白かく興味深かったです。
