罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

あたしにはスキルが足りない!

わが家の近所には桜の並木道があり、通りに覆い被さるように桜のトンネルが出来ていて、毎年この季節はとてもきれいです。

春の日差しに誘われて、散歩がてら写真を撮ってきましたのでご紹介します。

まずは電線が写らないようにと、空が開けた場所に咲いている桜を撮ってみました。この写真、電線が写っていないように見えますし、あたしもそのつもりで撮ったのですが、実は左上に斜めにかすめるように一本の電線が写り込んでいました。仕方なく、レタッチソフトでちまちま修正(消去)してみました。きれいに消えていると思いますが如何でしょうか?

続きましては、桜が何本も植わっているこのエリアで、いち早く開花し始め、当然のことながら満開になったのも一番早かった株です。

あたしの住んでいる東京都小平市は、近々、市長選挙と議会の補欠選挙があるので、そのポスター掲示板が写ってしまっているのが難ですが,桜は見事に捉えられているのではないでしょうか?

しかし、信号機や後ろのマンションは風景として許すとして、わが物顔で桜の花の中を突っ切っている電線は何とかならないものでしょうか? こういうときに電線の地中化をもっと進めてもらいと強く思うものです。

二枚目の写真に写っている横断歩道を渡って、そこからが桜のトンネルなのですが、トンネルを少し歩いて振り返って撮ったのが三枚目になります。

小平に暮らして30年、ずーっとここの桜を見てきていますが、ここ数年、桜も年をとったのか、枝に隙間が目立つような気がします。以前はもっともっと満開な感じがしたのですが、最近はどうも花が少なく感じられます。まあ、見てわかるかどうか何とも言えませんが、まだ満開ではなく、これから咲こうとしている蕾も枝に残っています。これも全部咲いて、まさしく満開になったらもう少し立派な写真が撮れるのではないかと思いますが……(汗)

それにしても、日本の街ってどうしてこんなに電線だらけなのでしょう? もちろん、この電線をパソコン上で消してしまうことも出来るわけで、一枚目はそうしました。ただそれは電線が一本だけ青い空に伸びているだけの単純な構図だったからできたことです。

満開の花の中に伸びる何本もの電線を消すようなスキル、あたしは残念ながら持ち合わせておりません。情けない話です。ついでに言えば、実際に見た桜は、もう少しピンク色だったと思うのですが、撮った写真ではそこまでピンクではないですよね?

このあたりもレタッチソフトで補正をかければよいのでしょうが、どこをどう調整すればよいのか、実はよくわかりません。下手にいじくると全体がまるで違うもののように変わってしまいますし、変わらなくてもよいところまで色が変わってしまうので厄介です。

というわけで、四枚目は電線が写り込まないように、真上を見上げて電線のないところを選んで撮ってみたのですが、よく見ると電線が写っているのではないかと不安です。