罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

第5派なのかしら?

このところの新型コロナ新規感染者数、東京がものすごい勢いで増えているようです。前々から言われているように、仕事など様々な面で一体である近隣三県も同じように新規感染者が増えています。

あたしは感染症の専門家でもなければ、危機管理のエキスパートでもないので、あくまで新聞やテレビ、ネットなどで聞きかじった程度の知識しか持ち合わせていませんが、今回の感染者数増加には若干の楽観的な見通しを持っています。

楽観的というのは、このところ増えてきているデルタ株の影響をやや過小評価しているからなのですが、とりあえず発表されている数字を見ると、ほぼ二回のワクチン接種を終えた高齢者の感染者がさほど増えていませんし、重傷者の中に占める割合も多くはないのだと思います。

現在は四十代、五十代の増加が目立つというのは、この世代が昔ながらのサラリーマンで、リモートワークなども難しく、結局は通勤電車混雑の元凶となっていると思われるのです。

しかし、以上のようなデータを勘案すると、何はともあれ、まずはワクチンを二回接種するのが喫緊の課題ではないかと思うのです。二回打ってしまえば、新型コロナにかかりにくくもなりますし、かかったとしても重症化するリスクはかなり低減されるわけですよね。周囲に感染させる可能性は残るにしても、周囲の人たちのワクチン接種が進めば、それもそれほど気にしなくてもよくなるでしょう。

そうなれば、新型コロナってそれほど恐れる必要があるのか、例年のインフルエンザと同じくらいじゃないの、という意見も現実味を帯びてくると思うのです。例年のインフルエンザであれば、症状のない人はマスクをする必要もないですし、人から移されたくないと思う人が自主的にマスクをすればよいだけになります。

今が正念場で、ここを乗り越えれば、そんな未来図が描けると思うのですが、やはり楽観視しすぎでしょうか? やはり気になるのはデルタ株の強さ、それに都市部から周辺地域へ感染が広がるその速度と規模ですね。