罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

夢なのか、踏み台なのか?

昨日の朝日新聞夕刊です。乃木坂46の三期生、久保ちゃんが載っていました。

一期生の生ちゃんが年内で卒業ということで、歌唱面での乃木坂46の柱になるのは久保ちゃんで決まりでしょう。ただ四期生も番組の効果でしょうね、このところメキメキと歌唱力が上がっている気がします。アイドルだけで口パクばかりではない、歌う時は歌えるという面をもっと見せられたらよいと思います。

久保ちゃんは歌もそうですが、このところ演技面でも評価が高まっていますね。いずれはそちらの方面に進むようになるのかも知れません。

それにしてもアイドルの卒業とはどう捉えるべきなのでしょう? ソロ歌手として成功する人はほとんどいないですし、女優として活躍しているのも数えるほどです。

ただ、この「活躍」とか「成功」というものが何を意味するのかが不明確なような気もします。アイドルとしてテレビに引っ張りだこだった時代からすると、ちょっとテレビで見なくなっただけで「落ちぶれた」と言われがちです。ドラマに出ても主役でないとなんだかんだ言われてしまいします。

でも、テレビに出る仕事だけが仕事じゃないです。ファッションに興味あるなら、卒業したグループの衣装デザインを仕事にする、という人生だってあると思います。イラストや写真が好きならCDジャケットの制作に携わってもよいと思います。もちろんそう言う仕事をするのであればしっかり専門の学校へ行った方がいいと思いますし、持って生まれたセンスも大事でしょう。でも実際にアイドルをやっていたからコソの経験値も活かせると思うので、卒業後にそういう道へ進むアイドルがいたっていいと思います。

そういう人材が次々に輩出されるアイドルグループがあってもいいんじゃないかなあ、と思うのです。アイドルグループに入ることを夢にするのではなく、そこから先も考えてもらいたいなあと思います。