罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

本のある暮らし

街中で無料配布されている雑誌と言えば、アルバイト・仕事情報誌と住宅情報誌があると思いますが、営業回りの途次、その一つ、住宅情報誌の表紙が気になったので手に取ってしまいました。

《魅惑の図書館 本のある街》という一際大きな文字に目が惹かれました。取り上げられているのは以下の街と図書館です。

海老名・海老名市立図書館、武蔵境・武蔵野プレイス、王子・北区中央図書館上板橋板橋区立中央図書館いたばしボローニャ絵本館南柏流山市立木の図書館、大和・大和市文化創造拠点シリウス、大宮・大宮図書館、東所沢・角川武蔵野ミュージアム新江古田東京子ども図書館、亀有・ミッカ、上野・国立国会図書館国際子ども図書館です。

その他に「図書館付マンション」も紹介されてて、それはメイツ深川住吉、ルピアコート大宮ザ・ゲート、ザ・パークハウス新浦安マリンヴィラ、クレストプライムレジデンスです。そういう施設を併設したマンションがあるのですね。ただ、あたしはどちらかというと、やはり好きな本は手元に置いておきたいタイプなので、わが家の近所に小さな市立図書館がありますが、滅多に行くことはありません(汗)。

そして本と言えば、ちくま新書の『人類5000年史』の第四巻がようやく発売されました。著者である出口さんの体調不良で刊行が一年近く延びてしまいましたが、無事に刊行されて嬉しいです。

ただ、既刊三巻に比べ、この第四巻は少し薄いような気がします。もともとこのくらいの分量だったのか、やはり出口さんの体調不良が影響しているのか、前者であればよいのですが。

そしてこのシリーズは全五巻のはずですから、第五巻の刊行が待ち遠しいです。いつごろ刊行になるのでしょうか。やはりまた一年後になるのでしょうか。それよりも出口さんの健康がまずは大事なことですけれど。

そんなちくま新書ですが、わが家の書架の一画、「ちくま新書」コーナーはこんな感じです。白を基調とした装丁(カバー)に白い書架が映えていると言ってよいのでしょうか(笑)。

ちくま新書」って、読みやすくて軽いノリの部分と歯応えのある重厚な部分とのバランスがよいと思います。興味深いテーマのものも多いですし、時代の諸相をうまく捉えた一冊を多く出しているという印象を持っています。