罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

さて、これをどう評価すべきなのでしょうか?

乃木坂46のニューシングル「Actually...」をゲットしました。今回もBlu-ray付のType-AからType-Dと通常盤の計5種類です。

ファンの間でも話題となっている表題曲のMV、あたしも早速鑑賞しました。

率直な感想を言いますと、乃木坂46ではなくて、新しいグループを作った、そのデビューシングルという感じがしました。ただ全く新しいグループなのかと言えば、やはり欅坂46に似ているなあ、という印象を持ってしまいます。もちろん大人社会への反抗を歌っている曲ではありませんが。

10年経ってマンネリ感のある乃木坂46に新風を吹き込みたいという意図はわかりますが、三つの坂道グループはファンの多くも重なるわけですから、既にあるグループに似せなくてもよかったのではないか、という気もします。やはり清楚で儚い、私立女子校をイメージした乃木坂46の伝統をもっと踏まえた路線がファンの好みではなかったでしょうか?

もちろん、櫻坂だって日向坂だって、カップリングやアルバムの中で他の坂道っぽい楽曲を歌うのは大いにありだと思いますし、可能性をひろげるためにもどんどんやるべきだと思いますが、表題曲はもう少し慎重にすべきだと個人的には思います。

と、楽曲のイメージばかりを書いてしまったので話をMVに戻しますと、前段のドラマパートの表かが難しいですね。先日の配信で、ここを撮影したのは今回の中西アルノ騒動(活動自粛)以前のことであり、どうしても重ねて見てしまうと思うけれどそうではない、とメンバーが言ってましたけど、メンバーとしてはそうなのでしょう。ただ、MVを見た上で今回の騒動を振り返ってみますと、運営側ははじめから中西アルノが抱える爆弾を知っていて、それがそのうちファンの間で爆発することも折り込み済みで、こんなMVのストーリーを考え撮影したのではないかと思えてきます。

MVを撮影するころに運営の人たちは、いま現在の騒動をすべて予想していたのではないか、とまで思えてきますが、肝心のセンターが活動自粛になることまで想定していたのでしょうか? それに劇薬ではありましたが、それによって誰も得していないような気もします。

いや、もしそんなストーリーを運営側が作っていたのだとしたら、今回の騒動の後にもストーリーは続いているはずで、そこまで見越した上での活動自粛なのかもしれません。