罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

賞味期限と消費期限は違います

わが家の棚の上に「ビスコ」の缶が置いてありました。もうかれこれ何年も置きっぱなしでした。

親戚の子供が、まだおむつも取れないような年からよく遊びに来ていたので、そのころに買っておいたものだと思います。ただ、棚の上に乗っかっていたので、当然、食べ終わった空き缶だと思っていました。

空き缶でなくとも、たぶん十数年使うことのなかったガラクタが入っているのだろうから、中身を捨てて缶を使いたいと母が言うので、ビスコの缶を下ろしてみたわけです。

ところが驚きました。

蓋を開けてみたところ、なんと未開封だったのです。二枚目の写真のように、しっかりと封がされています。

もちろん、開けてみましたらビスコが入っていました。保存用のビスコなので、開けていなければそれなりに日持ちするのだとは思いますが、缶の底には「賞味期限 2017年4月」と書いてありました。

あくまで賞味期限であって、消費期限ではないので、たぶん食べられないことはないと思いますが、いたずらに腹を下したくはありません。まさかグリコに電話して、事情を話したうえで、まだ食べることが可能なのか聞いてみるわけにもいきません。

結局、缶の中身はそのままゴミ箱行き、缶だけを母が活用するようです。それにしても、未開封だとわかっていたら、もっと早くに棚から下ろして、おやつ代わりに食べたものを、もったいないことをしました。