罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

今日の配本(22/07/14)

ビザンツ帝国の最期[新装版]

ジョナサン・ハリス 著/井上浩一 訳

1453年5月28日、ビザンツ帝国皇帝コンスタンティノス11世は、コンスタンティノープルを包囲するオスマン・トルコ軍に対し最後の戦いに臨もうとしていた。出陣に際しての演説は、「たとえ木や石でできた者であっても涙をとめることができなかった」と言われるほど感動的なものだった。翌未明、城壁がついに破られたと悟った皇帝は、死に場所を求め敵中に突入する──