罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

要人来日

国論を二分している国葬ですが、それに合わせて海外から要人が続々と来日しているようです。この際、エリザベス女王国葬に集った顔ぶれと比較するなんて野暮なことはやめて、要人に関連する本を二点ほどご紹介します。

まずはインドのモディ首相関連の本です。あたしの勤務先からは『モディが変えるインド』という本を刊行しております。

モディ首相は、なんとなく日本では比較的好感度が高いように感じますが、現代インドに関する本を読んでいると、なかなかどうして一筋縄ではいかない人物ですね。多民族・多言語だけでなく、多宗教なインドを束ねるのは大変だと思いますが、ヒンズー教を押し立てて国を動かしているようなので、反発も強いそうです。中国に続いて世界の大国と呼ばれるようになってきたインドですが、中国のように順調に先進国の仲間入りを果たすことができるのでしょうか?

もう一点は、アメリカから来日するハリス副大統領に関連して、そのものズバリ『アメリカ副大統領』です。ハリスさん自身を扱った書籍は、この数年で何冊も(他社から)刊行されましたが、アメリカの副大統領という職務にフォーカスした本は他にはないのではないでしょうか?

アメリカ副大統領という職も大統領選挙の時には多少は関心を引きますが、ほとんどの日本人は副大統領が誰かなんて知らないことでしょう。いや、アメリカ人だとどれくらいの人が知っているのでしょうかね? ハリスさんは「初もの」尽くしだったので話題になり、副大統領としては抜群の知名度でしょうけど、歴代の副大統領ってどれくらいご存じでしょうか。