罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

リニューアルオープンです

紀伊國屋書店新宿本店は、長いこと耐震工事をしていました。3階の人文・社会のフロアがここしばらく閉まっていたのですが、ようやく工事も終わりオープンとなりました。

3階に足を踏み入れた瞬間、ぷーんと木の香りが漂ってきました。什器が一新されたのですね。新しい家に入ったときに、新しい畳の匂いを嗅ぐのに似た感じです。そして、長いこと新宿本店の3階を利用していたお客さんにとっては装いがガラッと変わってしまったので、最初は少し戸惑うかもしれませんね。でも、フロアは非常に明るくなりました。

さて、そんな同店の新装なった3階の一角で人文会のフェアが始まりました。写真はその様子です。会員各社のここ最近のヒット作が並ぶさまは壮観です。

ところで3階はトイレもきれいになったとか……

トイレの入り口にはこんなマークがありました。女性用トイレもほぼ同じデザインで、手に本を持った人文が描かれています。

このイラストを見たら、本を持ってトイレに入ってもよさそうな印象を受けますが、トイレの入り口扉にはしっかりと書かれていました、清算前の商品を持ち込むことはできないと。しかし、このイラストを見たら誤解を招きそうな気がします。

それは揚げ足取りかもしれませんが、こういう場所のトイレ、やはり日本はまだまだジェンダーフリーにはならないのですね。海外ドラマなどを見ていると、トイレに男性用も女性用もない場面が散見されるので、日本も徐々にそうなっていくのかなあ、なんて思いました。