罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

発注はAIがやってくれるの?

YouTubeにこんな動画が上がっていました。

日テレの公式アカウントです。これまで何度も報道されている「街から書店が消える」ですね。

この映像の中で発注をAIに任せる云々、という部分がありましたが、これってどれくらい有効なのでしょう?

たぶん、文庫や新書、そしてコミックなどではそれなりの精度で使えるものになるのではないかと思います。日本人作家の小説なども、そこそこ著名な作家の場合であれば、これも役に立つのではないかと思います。

ただ、あたしの勤務先が出しているような専門書とか海外小説となるとどうでしょう? こういった母数自体が極端に少ないものの場合、どれだけ正確な結果をAIが示してくれるのでしょう。非常に不安です、というよりも、いまのところまるで信頼できません。

こういうところにこそ、書店員の経験と勘、情熱が発揮されるのではないかと思います。でもそれが行き着くところは、いま流行りのセレクト型書店なのでしょうか。都会とは異なり、人口も少ない地方の町や村でセレクト型がどれだけ求められているのでしょう。もっと、ごくごく普通の本屋が望まれているのではないかと思うのですが。