罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

父の日に今昔

世間では、今日は父の日なんですね。母の日に比べてあまりにも影が薄い父の日。これが逆であれば女性差別だという声も上がりそうですが、特にそれを投げている父親集団もいないようです。盛り上がるか否かは別として、せめて母の日のカーネーションのように、これを贈ればよい定番商品があれば、贈る子供の側もあれこれ考えなくて済むと思うのですが、さて父に贈るに相応しいものって何でしょう?

とはいえ、あたしの場合、二十代後半に父を亡くしていますので、贈るべき父親はいません。結婚の経験もないので、妻の父親といった存在もいませんし、同様にしてあたしが父親として贈られる側になることもありえません。つまり、あたしが気にしても仕方ないことなのでしょう。

ところで、最近こんなものを買いました。右の写真です。肩こりはそれほど感じないのですが、腰の痛みはもう慢性化しています。それに時々首筋が痛くなったりすることもあります。これまではバンデリンとアンメルツを、その時の気分で使い分けていたのですが、アンメルツを使い終わってしまったので、テレビCMで盛んに報じているロキソニンを買ってみたわけです。

買ったと言えば、創元社から刊行されていた『上海今昔』『北京今昔』『香港今昔』をまとめて購入しました。かつて、しばしば訪中していた頃は、お土産屋などで昔の中国の風景写真の絵はがきをよく買っていたものです。もちろん写真集的なものも何冊か買いました。

久々にこういう書籍が刊行されたので気になっていたのですが、遂に思い切って買ってみたわけです。洋書の翻訳でして、原書が2018年頃の刊行なので、いまの中国の進歩の早さからすると、現在の写真ですらもう古く感じるところがあります。まあ、あたし自身はもう中国へは何年も、否、二十年近く行っていないので、いまの中国はテレビなどの映像を通してしか知りませんが……(汗)