罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

長いこと大切にしていた宝毛がとうとう抜けてしまいました

宝毛と呼ぶのでしょうか、人によっては福毛とも言うそうですが、ご存じでしょうか。体の思いがけないところから一本だけポツンと生えている白あるいは透明の毛のことです。

あたしの場合、昔から、体の二か所にそういう白い毛が生える箇所がありました。片方に生えているときは、もう一方には生えないというのも不思議なもので、ある程度の長さになるまでそれなりの時間がかかっているだろうに、生えていることに気づかないことが多いです。気づくと、数センチの長さになっているのです。

そしてこの数ヶ月、いつも生える場所に白髪(あたしの場合は白髪が生えます)が伸びていて、それが20センチまではないと思うのですが、15センチくらいの長さにまで伸びていたのです。

この宝毛(福毛)は抜いてはいけないそうで、あたしももちろん、昔から自分で抜くようなことはしていませんし、なんなら大事に大事に培養していたくらいです。

それがなんと気づいたらなくなっていたのです。どうしたことでしょう。いったいいつ抜けてしまったのか。宝毛が抜けるとよくないことが起きるなんて、交換では言われたりしているみたいです。そうなるとあたしの宝毛、今回のが何代目になるのかわかりませんが、昔から何度も生えては抜けていますから、何度よくないことが起きたことになるのでしょう。

ちなみに、このタイミングで、松田青子さんの中公文庫を三冊買ってしまいました。すぐには読めないかも知れませんが、ちょっと読みたいと思ってしまったので買ったのですが、この行動と宝毛が抜けたことに因果関係があるのでしょうか?