罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

終わった?

まだ店頭に並ぶまでには数日ありますが、ゼーバルトの『土星の環 イギリス行脚』で新装版は四冊目となります。そして、これにていったんおしまいです。

アウステルリッツ』『移民たち 四つの長い物語』『目眩まし』と続いてきたわけですが、お陰様でどの巻も好評をもって迎えられました。今回はこの四冊で、特に《ゼーバルト・コレクション》と銘打つわけでもなく、全何巻と謳うわけでもなければ、この四冊に巻数が振られることもありませんでした。

それぞれをそれぞれで楽しんでいただければ幸いです。