罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

縁があるような、ないような……

昨夕放送されていた「人生の楽園」、後半部分だけチラッと見たのですが、岐阜・美濃加茂市が舞台でした。そこでカフェを開いている夫婦のストーリーだったようですが、うちの母が美濃加茂には知り合いがいた、と言うのです。

どういうことかと言いますと、母は兄弟姉妹が多いのですが、一番上の兄とは10以上離れているそうで、その兄(あたしにとっては伯父)の知り合いが美濃加茂に住んでいたそうです。母の田舎は新潟県上越市なのですが、伯父の知り合いはドイツ人の女性と結婚して、美濃加茂で暮らしていたそうです。

小学生のころの母は、その知り合いがドイツ人の奥さんを連れて家に遊びに来たことを覚えているそうです。美濃加茂の伊深というところに住んでいたそうです。そんな背景があった上で、最後の部分をチラッとだけ見た「人生の楽園」ですが、昨夕の放送については以下のように紹介されています。

『いぶカフェ』の自慢は、ジビエカレーや鹿肉ハンバーグなど、靖憲さんが作るジビエ料理です。またスイーツ担当の佐千子さんが作る「えんねパン」も人気です。「えんねパン」とは、戦時中に伊深村に疎開してきたドイツ出身の佐野えんねさんが、村の子供たちに振る舞っていたドイツの焼き菓子のこと。地元のお母さま方からレシピを教わった「えんねパン」には、「地元のみなさんに愛されるカフェでありたい」という靖憲さんと佐千子さんの思いが詰まっています。

おっと、ドイツ人が登場しているではありませんか! この番組紹介を母に伝えると、母が知っている、子供のころに逢ったことがあるというドイツ人の奥さんは「佐野えんね」さんだとのこと。伯父の知り合いはもちろん「佐野さん」だそうです。伯父の知り合いがどうしてこのドイツ人女性と知り会ったのか、ドイツ人のえんねさんはどうして日本にいたのか、いろいろ疑問は湧いてきますが、母も子供のころのことだったので、詳しいことは覚えていないようです。もちろん伯父も何年も前に他界しているので、母の故郷でこのあたりの事情を知っている人はもういないでしょう。

でも、何か機会があれば美濃加茂へ行ってみたいなあと思いました。