罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

韓流が改めて面白い!

韓流と言っても、K-POPのことではありません。音楽番組に出演してパフォーマンスする韓流グループの楽曲くらいは眺めますが、坂道グループ好きのあたしとしては特にK-POPには惹かれません。ですので、ここで言う韓流とは韓国文学のことです。明日、《エクル・リブリス》の新刊が配本になります。

韓国の作家カン・ファギルの作品です。《エクス・リブリス》では既に『大丈夫な人』が刊行されていますので、本作が二作目になります。それが『大仏ホテルの幽霊』です。

この作品、今年あたしが読んだ海外文学の中でも五本、否、三本指に入るのではないかと思える面白さでした。その点については既にこのダイアリーに書きましたので贅言はしませんが、たぶん多くの方が読み始めたら止まらなくなると思います。特に『大丈夫な人』と繋がるところがあるので、『大丈夫な人』を読んでいる方ならなおさらだと思います。

さて、カン・ファギルは、これはあたしの勤務先からではありませんが、『別の人』という作品も邦訳が刊行されています。こちらもとてもよいという感想を知り合いから聞いているので、読んでみたいと思います。