罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

不適切な常識

ネットでも話題になっているTBS系のドラマ「不適切にもほどがある!」、録画しておいたので視聴しました。

さて作品の舞台は、令和の現代と昭和。昭和のどのあたりかと言えば1986年。昭和もだいぶ後半、最後の方ですよね。ちなみに、あたしは1986年の4月から大学生になりました。そんな時代です。あたしのような昭和世代には「そうそう、そうだったよなあ」と思う反面、「いや、あれはさすがにないでしょ」と思うシーンもいくつかありました。

まずはタバコです。あたしは昔からタバコが嫌いで、今に至るまで一回も吸ったことがないのですが、教室でタバコを吸っている先生は見た記憶がありません。ただ小学校の頃は職員室で先生がタバコを吸っているの姿は記憶にあります。

あと阿部サダヲが路線バスの中でタバコを吸っているシーンがありましたが、あれもあたしの記憶にはありません。子供のころは山手線をはじめ都内の電車は既に車内禁煙だったと思います。ただバスの方は禁煙だったのか記憶がありません。タクシーは吸い放題だったので、タバコ臭くて乗るのが苦痛でした。

ついで部活のシーン。水を飲むな、ケツバットはもちろん当たり前、常識です。ただ痛い柔軟体操ではなく、ゆっくりと伸ばすストレッチが体育の授業にも取り入れら始めていました。野球部の丸刈りは、特に疑問も持たれることなく行なわれていました。ただ、スポーツとか運動と言うよりも、とにかく走らされる、そんな記憶が残っています。

それにしても懐かしかったのは聖子ちゃんカット。阿部サダヲの娘がまさに当時の女の子たちでした。あんなスケバン、いましたね。街を闊歩しているところまでは見たことありませんが、学校にはそんな女子が数名はいました。ただこれも、1986年には松田聖子も典型的な聖子ちゃんカットは既にやっていなかった時代ですよね。