罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

変な家だけど、なかなかよい部屋ですね

原作とは全然違う作品になっているというネット上の映画評を見かけましたが、それでも映画はヒットしているようですね。『変な家』の話です。

もともとはネットの記事だったのでしょうか? それが小説になり、コミックにもなり、このたび映画化もされたということですが、そのあたりの事情や順番、そして作品の評判については、あたしはほとんど知りません。ただ、本屋に行けば、たくさん積んでありますし、映画のCMも何回か目にしたなあ、という程度です。

あたしが気になるのは、書籍のカバーにも描かれている間取りです。映画紹介の中でも、建物の真ん中に窓のない部屋が作られているのはおかしい、と言われていた部屋です。これっておかしいですか?

あたしのように、部屋の壁という壁に本棚を並べまくっている人間からしますと、窓がないのは非常にありがたいことです。窓があると日差しが入ってきて本のカバーも褪色してしまうので、窓は無い方がありがたいのです。図書館の閉架書庫のようなものです。

そしてこの部屋は、窓がないだけでなく、専用のトイレまで併設されています。座敷牢、あるいは引きこもり専用の部屋みたいですが、これもありがたい設備だと思います。こんなすてきな部屋、どこが変なのでしょう。