罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

少しずつ、少しずつ咲け!

遅れに遅れた桜、ソメイヨシノ開花宣言が東京でもようやく発表されましたが、わが家の近所の桜並木も同時に開花したようです。写真は昨日撮影したものです。

写真でも多少はわかると思いますが、花よりもまだまだ蕾の方が多く、あたしの感覚では三分咲きという感じです。満開になると向こうが見えなくなるくらい、枝と枝の間はビッシリと花で埋まってしまいますから。

そして、そんな三分咲きがもう少しイメージできるかなと思って、頭上に覆い被さっている枝を撮影したのが二枚目の写真です。蕾ばかりの枝が目立ちます。これらの蕾が今週末には花開いて、こんなに空が見通せないくらいの状況になるはずです。

とはいえ、これもあたしの印象なのですが、十数年前に比べて花が減ったような気がします。枝を大量に伐採していたような記憶もないので、やはり桜も年を重ね、老齢の木は花を咲かせる力も衰えるものなのでしょうか。

枝や幹、花を見て、その木が樹齢何年なのかわかるほど、あたしは植物の知識がわるわけないので、この桜が若いのか、老木なのかはわかりません。とはいえ今住んでいる所へ越してきて30年近く、そのころから桜並木はきれいでしたから、どの桜も40年から50年は経っているのではないかと思います。