罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

台風一過

ひとまず台風は過ぎ去りました。現在は東北の方で雨風が激しいのではないでしょうか? 台風が通過して、朝からよく晴れている東京ですが、ニュースを見ていると、明るくなって被害の状況がはっきりするにつれ、現実とは思えないような光景の数々が飛び込んで…

やはり首都が舞台になると扱いが大きい?

台風が接近しているようです。 幸いにも、わが家の周辺は今のところ風もそれほど強くなく、雨も大雨という程度で災害を感じさせるほどにはなっていません。今後台風が接近してくるとどうなるかわかりませんが、雨戸も閉めたくらい室内に閉じこもっています。…

嵐の前に嵐が来た、怒濤の慶弔の日

あまり繰り返すと嫌味になりかねませんのでほどほどにしておきますが、昨晩のノーベル文学賞の発表を受け、今日は一日電話やファクス、そしてメールで注文が殺到しました。 もちろん、オルガ・トカルチュクの『昼の家、夜の家』と『逃亡派』です。あまりの殺…

取らぬ狸の皮算用

昨晩はノーベル文学賞の件で、不覚にも舞い上がってしまいましたが、今朝からは一度ヒートダウンして冷静にならないなりません。 実際問題、この数年「ノーベル賞を取ったからといって本が売れるのか?」という現実を何度となく目にしているからです。 確か…

祝、受賞

ノーベル文学賞が発表されました。 前評判に違わず、オルガ・トカルチュクが受賞しました。 同氏の邦訳作品は、あたしの勤務先から出ている『昼の家、夜の家』と『逃亡派』だけです。この機会に是非!

アニバーサリーな……

いろいろあった1989年、現代史の大きな分岐点になった年だと思いますが、その1989年から今年はちょうど30年になります。 そうか、昭和が終わって30年なのか、というのが多くの日本人の感想かも知れませんが、例えばお隣・中国では天安門事件、そして秋が深ま…

「ああはなるまい」と思っていた、よくない営業になりつつあるような気が……

あたしが営業部に配属になったのは入社して10年、いや112年目だったでしょうか? ですので、その時点で既に「初々しい新人」という風ではなかったのですが、それでもまだまだうぶな素人営業マンでした。 そもそも人づきあいが苦手で、出来るだけ人と接しない…

ちょっと作ってみました

ちょっと前に、ちくま文庫の『ハーメルンの笛ふき男』と一緒に『ハーメルンの笛吹きを追え!』を売れないかなあと書きました。 実は『ハーメルンの笛吹きを追え!』は在庫がそれほど残っていないので、大々的に宣伝、アピールするわけにもいかないので、とり…

そろそろラ・フランスの季節かな? となるとこの曲

今宵の文化放送系「乃木坂46のの」はMC梅沢美波と4期生の矢久保美緒と北川悠理がゲスト。 30分の番組中に必ず曲が2曲かかるのですが、1曲目は北川セレクトの「自由の彼方」、これは夏の全国ツアーで北川参加したユニットで歌った曲だからという理由によ…

H&M、きのこ祭?

タイトル、H&Mと言っても、某北欧系のアパレルメーカーのことではありません(笑)。そもそもアパレルメーカーがきのこっておかしいですよね? で、閑話休題。 書店店頭でこんな本を見かけました。みすず書房の『きのこのなぐさめ』です。海外文学作品の…

今年は2名ですよね?

今年もノーベル賞の季節がやって来ました。文学賞は10日に発表されるそうですね。 昨年、スキャンダルに見舞われて発表を見送ったノーベル文学賞、今年は昨年分と合わせて2名が受賞するとのことです。日本のニュースでは相も変わらず村上春樹ですが、世界に…

近日中に行きたいなあ、と思いました。

TBS系の情報番組「王様のブランチ」でコレド室町テラスにオープンした誠品生活が紹介されていました。 日本でも流行りのセレクト型書店、たぶん多くの日本人は「代官山蔦屋じゃん!」という感想を持つのでしょうが、話によると順序が逆で、代官山蔦屋が台湾…

待望の復刊(重版)です

久しく品切れ状態が続いていた若林ひとみさんの『クリスマスの文化史』がこの秋、待望の復刊です。 本書は、毎年この時季になると「フェアをやるので在庫はありますか?」といった書店からの問い合わせがあり、ここ数年はたまたま返品などで在庫が一冊でもあ…

一緒に売れないでしょうかね?

ちくま文庫の『ハーメルンの笛吹き男 伝説とその世界』が売れているそうですね。 もうずいぶん前に刊行された本ですが、この事件のあった日にTwitterでそのことをつぶやいたら、それがあれよあれよという間にバズって、注文殺到となったようです。 筑摩書房…

今日の配本(19/10/04)

二十世紀の文学と音楽 オード・ロカテッリ 著/大森晋輔 訳 さまざまな実験が試みられた時代。文学と音楽のあいだには、いくつもの魅惑的な交流が生まれた!二十世紀の音楽小説案内。 仏検対策5級問題集[三訂版] 小倉博史、モーリス・ジャケ、舟杉真一 編…

クーポン券と会員証とクーポン券

はこそばで食事をしたらこんなクーポン券をもらいました。 「はこそば」て何かって? 箱根そばの略称です。小田急電鉄がやっている駅の立ち食いそば屋さんです。 立ち食いと言っても、ほとんどの店舗は椅子もあり、座ってゆっくり食べられます。小田急沿線の…

今月は語学書も

今月は久々に「今月のおすすめ本[語学書篇]」を作りました。 夏の間に重版ができたものと一緒に最近のベストテンを案内します。 こうしてみると、スペイン語がよく売れていますね。

お城? 好きですよ。

小学六年の姪っ子が、ちょっと日本史に興味を持ち始めたようです。 確か、小学六年生って日本の歴史を習う学年じゃなかったでしたっけ? たぶん、そんなことも相俟って興味を持ち始めたのだと思われます。 つい昨日もメールで、徳川幕府の将軍、全部言える?…

『人文書のすすめ』公開中

本日午前、『人文書のすすめ』のPDF版を公開しました。 『人文書のすすめ』って何かって? では説明しますと、人文会という出版社の集まりがあります。読んで字のごとく、人文書を中心とした専門書を刊行している出版社で作っている団体で、人文書の普及…

今月のおすすめ本[2019年10月]

毎月恒例、今月のおすすめ本のご案内です。 今月の特集は、岩波新書の『独ソ戦』と一緒に並べるとよさげな書籍を集めてみました。新書と単行本ですと、なかなか併売しづらいと思いますが、是非お試しください。

インバウンドは大阪に学べ?

こんな章題のついた本を読んでいました。 このフレーズを見て、日中共に最近の若い人はピンと来ないのかも知れませんが、一定年齢以上の人、あるいは中国の現代史に関心をお持ちの方であれば「農業は大寨に学べ」という共産主義華やかなりしころのスローガン…