罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

黙っていないで

森元総理の差別発言。日本政府やIOC,JOCなどオリンピック関係者はもう終わったことにしたいのかも知れませんが、そうは問屋が卸さないとばかりに燎原の火のごとく燃え広がっているのが現実ではないでしょうか?

当初の森の発言自体よりも、その後の謝罪会見という名で読んではいけないブチ切れ会見が更に火に油を注いだ格好になっていますし、あの会見で終わりにしようとしている周辺の感度の鈍さに世論はますます怒りのボルテージを上げている感じがします。

翻って、あたし自身は、自慢できるほど男女平等に理解があるとは言えないと自覚しています。さすがに男尊女卑の考え方はないですが、昔気質な価値観を少なからず持っているという感覚が残っています。そんなあたしですら、ああいう立場の人がああいう席で言ってよいことか否かの判断くらいはつきます。当人にとって見れば「何がいけないの?」という意識でしょうから、あのような謝罪(とは言ってはいけない)会見になってしまったのでしょう。

ところで、在日大使館の人たち発信なのでしょうか、ネットでは左手を挙げる画像が投稿されています。「誰かが一線を越えたら、声を上げよう」「黙っていてはいけない」という意思表示なのだそうです。

なので、あたしも自分でやるのは恥ずかしいので、自宅にあったキティちゃんに協力を仰ぎ左手を挙げてもらいました。ちなみに、このキティちゃんは、紀伊国屋書店札幌本店がオープンした時に、札幌本店で売られていた記念グッズです。キティちゃんが着ているのは紀伊国屋書店の制服(当時?)なんです。