罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

もしもの話ですが……

新宿の紀伊國屋書店でこんなフェアが始まっているようです。

LGBTという言葉も、いまや完全に市民権を得たようですね。最近ではLGBTQなどとも言うようですが、言葉が広く知られるほどに、我々個人の意識が追いついているのかというと、まだまだ道半ば、あたしなども古いタイプの人間なので、頭ではわかっているつもりでも実のところ何も理解していないのではないかと思います。

ところで、そんなフェアについて考えていたときに思ったのですが、体は男性だけれど心は女性という人が乃木坂46AKB48のような女性アイドルグループのオーディションを受けたとして、果たして受かるのでしょうか? 逆に、体は女性だけれど心は男性という人がジャニーズやEXILEなどに応募したとして受かるのでしょうか? もちろんアイドル稼業ですから見た目が肝心なのは言うまでもありません。しかし、世の中には言われなければ「どう見たってカワイイ女の子でしょ?」という男性もいますし、その逆の方もいます。水着審査がなければ、バレないで加入してしまう可能性ってあるのでしょうか。

いや、もしかしてこの手の多人数のアイドルグループの中には、公表されていないだけで既にそういうメンバーが存在しているのかもしれません。それが不思議でも何でもない社会が、どんな人でも生きやすい社会というものなのでしょうか?