罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

そのうち引っかかる?

つい先日、わが家のポストに入っていた葉書。

なにやら物騒な内容です。明らかに詐欺だとわかる葉書ですが、それでもこんな風に、さもお役所からの通知のような書き方をされると、何も知らないお年寄りだとすぐに騙されてしまいそうです。

これは母宛に届いたものですが、届いた日から数日でタイムリミットになっているところなど、どう考えても公共のものとは思えないのがわかります。

詐欺の手口の一つとして、時間がないのですぐに決めないとならないと言って慌てさせる、冷静に考えるすきを与えないというのがあるそうですが、まさしくその手口です。

連絡先こそ霞ヶ関の住所が書いてありますが、この葉書の消印を見ると東京の足立区になっています。そこがそもそもヘンです。なおかつ、この葉書、ご丁寧にも二通、同じ日に届いているのです。文面も全く同じ。それもやはりおかしなものです。

実は、半年ほど前にも似たようなハガキが届いていまして、それが二枚目の写真です。

こちらは母ではなく、妹宛です。

十年近く前に結婚して、別なところにすんでいる妹宛の通知が、わが家に届くのがおかしいですし、妹は結婚して姓が変わっているのにわが家の姓のままの通知というのも胡散臭さ満載です。

とはいえ、こういった葉書、あたしがそばにいるから母も引っかからずにすみますが、母が死んで、あたしが一人暮らしになったとき、少し痴呆気味にでもなっていたら、あたしなんかいいカモにされてしまうのかもしれませんね。気をつけなければ!