罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

革命尚未成功

昨日のうちにダイアリーを更新できなくて、ちょっと忸怩たるものがあるのですが……

はい、昨日、3月12日は中国革命の父孫文の命日です。96年前のことです。つまり、あと4年すると、孫文没後100年になるわけですか。日本でもいろいろと関連書籍が出版されるのでしょうか?

孫文は、大陸でも台湾でもどちらも尊敬されている革命の父ですから、どちらも4年後は盛り上がるのではないでしょうか? ちなみに5年後は生誕160年ですから二年続けてのアニバーサリーですね。

そんな孫文、わが家で孫文関連の書籍を探してみましたら、まずは岩波文庫が見つかりました。『三民主義』と『孫文革命文集』です。この二点はまだ新刊で入手可能なのでしょうか? ちなみに写真では上巻のみですが『三民主義』は上下本です。

続きましては、同じく岩波書店の『孫文伝』です。

この本は、あたしが学生のころ既に入手不可で、古本屋で買いました。なぜか二冊持っています。古本屋を丹念に探せば、今でも手に入れることはできるのではないでしょうか? 岩波書店ではオンデマンドで販売しているようですが……

そして最後に、またまた岩波新書、『孫文』です。これが一番入手が容易な一冊ではないでしょうか?

そして清水新書の『孫文と中国の革命運動』、陳舜臣の『孫文』です。これはどっちも古本屋に行かないと手に入らないのではないでしょうかね?

清水書院の新書は、現在は判型が大きくなった「人と歴史」シリーズとしてリニューアルしたのですが、この孫文の巻は出ていないようです。残念です。同じく「人と思想」シリーズには『孫文』という一冊があります。

陳舜臣さんも中国史をテーマにした小説やノンフィクションをたくさん書かれていますが、果たして現在手に入る文庫はどれくらい残っているのでしょうか?